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度数とは?〜完全4度と完全5度の意味〜 [vol.030]
度数(frequency)
二つの音程の違う高さの幅の数え方のことをいいます。
トニック(主音)に対してどのくらいの高さ音が離れているか、7音音階に合わせて1度〜7度の数値に分けて表します。
数値の前に「長・短」と「完全・減」を付けて、半音と全音の違いを区別しています。
基本の「ドレミファソラシド」で表記すると
ド(完全1度)
レ(長2度)
ミ(長3度)
ファ(完全4度)
ソ(完全5度)
ラ(長6度)
シ(長7度)
ド(完全8度)
このようになります。
そして黒鍵のある音程の表記の仕方は以下になります。
♭レ(短2度)
♭ミ(短3度)
♭ソ(減5度)
♭ラ(短6度)
♭シ(短7度)
言葉で読むと難しいので、鍵盤を見ながら理解していくと覚えやすいです。
ギターの指板(フレット)だと鍵盤の白鍵と黒鍵を順番に並べているので、さらに理解しやすいかもしれません。
これは音楽をやっていく上で絶対に覚えおいた方が良い表記なので、分からない人はとりあえず暗記でも良いので覚えておいた方が良いです。
トライトーン
唯一ある「減」ですが、この完全1度と減5度の関係を「トライトーン」といいます。
12音階の中で一番相性が悪いと言われていて、「悪魔の音」と言われていたみたいです。
しかし、現代ではこのフラットファイブの関係はロックで非常によく使われます。
「長・短」「完全・減」
半音高さが近いか遠いかという違いで「長・短」と「完全・減」を使い分けて表記します。
「4度」と「5度」と「8度」がなぜ「完全」という表記をするかというと、それは音の振動の相性が良いということなんです。
振動数の比と完全度数の関係は以下になります。
「完全8度」は 2 : 1
(主音を「ド」にすると1オクターブ上の「ド」)
「完全5度」は 3 : 2
(主音を「ド」にすると「ソ」)
「完全4度」は 4 : 3
(主音を「ド」にすると「ファ」)
上記の3つの音は完全なハーモニーになります。
それ以外の振動数の比は割り切れません。
12音階の中で完全にハーモニーが良い「完全4度」「完全5度」を「完全」つけて表記します。
これから音楽を作っていく上で、この5度(ドミナント)と4度(サブドミナント)が、かなりキーワードになっていきます。
作曲をたくさん経験していくと、度数の関係性が分かってくるので「長」と「完全」の違いは感覚で分かるのですが、最初は覚えるしかないかもしれません。
度数はたまに、♭レ(増1度) ♭ミ(増2度) ♭ソ(増4度)♭ラ(増5度) ♭シ(増6度)という表記が見られますが、一般的には「長・短」と「完全・減」で分けられます。
度数を知っておかないと、スケールや和音(コード)などの説明が理解できないので、作曲・編曲、DTMをしている人は必ず覚えといたほうがいい知識です。
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