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早稲田大学を休学してアメリカ西海岸を縦断してみた / 邦ロック好きのためのiOSアプリを一人で創ってみた

先日アメリカから帰国しました。
多くの人に助けられながらなんとか3ヶ月間アメリカで生活し、色々なものを体験することができました。
Polca支援してくれた方、情報を教えてくれた方、企業の方とつないでくれた方、応援してくれた方、アメリカで助けてくれた方、本当にありがとうございます。この経験を僕は一生忘れません。

さて、僕のことをざっくりとおさらいします
- 早稲田大学2年(休学中)
- Aidemyで10ヶ月MLエンジニアとしてフルタイム勤務
- 邦ロックがすき
- 母への気持ちとこれからやっていくこと
- プログラミングを始めた経緯


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邦ロックが好きで、年10回・20回とライブに行っている中、ずっと邦ロックのプラットフォームがあればいいのになーと思ってました。

アンケートを取って、情報を集めて、去年9月に本格的にiOSアプリを創りはじめました。
構成・設計・デザインなどいろんな人に相談しながら一人で開発しています。

このアプリからたくさんのアーティストが飛び立ち、ファンが好きな音楽を広げ、みんなで音楽の持つさらなる可能性を創りあげていってくれることを願っています。

もちろんコーディングも大好きなSwiftで一人でやりました。
いつの間にかコミットは150になりコードも200万行を超えていました。

約半年、やっと完成しました。
βテスト、審査を終えたらリリースできます。第一歩までもう少しです。

以上、プロモーションでした。
使ってみたい方はTwitterのDMにメアド送ってくれたらTestFlight招待します。


アメリカ西海岸に飛び立った背景

さて、今回ぼくはなんの留学プログラムも組まず、早稲田大学を1年間休学し、自費でたった一人でアメリカに飛びました。

その方が自由度が高く、おもしろそうだったからです。

今回で海外に行くのは2回目になります。
前回は高校の卒業旅行で1週間ハワイに行きました。
実はそれがキッカケで僕はプログラミングを始めたのですが、同時に海外に強い憧れを抱くようになりました。

将来やりたいことの一つに海外のIT企業、特にAWSの開発に携わってみたい、そこで技術の最先端を常に追いかけていたいという思いがありました。
しかし、そうはいっても実情を何も知らないまま行くのは少し怖かった。自分の目でそれらの企業、土地の雰囲気などを確かめてみたいと思いました。

なにせ英語ができなかったので、留学プログラムを組むと語学学校のようなところに拘束されるため無駄な時間を過ごしてしまうかもしれない。それが嫌だったので休学して行くことを決断しました。

ただし、それにはお金も必要だし、ソフトウェアエンジニア業界を見ていくわけなので本質を見極めるだけのスキルがないとなんの意味もないと思い、1年間休学し、その年の春休みから10ヶ月はソフトウェアエンジニアとしてインターンをし、残った3ヶ月で海外に行く決断をしました。


旅のまとめ

マジでほぼ無計画でした。行く場所も決めず、宿も取らずにとりあえず飛行機に乗りました。
僕がアメリカで過ごした地域はこんな感じになってます。
傍から見ても目まぐるしかったと思います。

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縦断って言いましたが移動は飛行機です。すいません。

それぞれ時系列順に
1. Las Vegas (1week)
2. San Francisco (1.5month)
3. Seattle (3weeks)
4. Los Angeles (1week)

になります。
あとは成人式で一時帰国したりトランジットで中国にいたりしました。
実はコロナウイルスのニュースが報道される2日前くらいに上海で一泊していたのが一番怖かったです。

全部で使ったお金は80万円くらいです。内訳はこんな感じ。

宿泊費 18.7万円
ラスベガス 13万円
サンフランシスコ 2.3万円
サンノゼ 0.7万円
ロサンゼルス 2.2万円
上海 0.5万円

生活費・雑費 36.5万円
移動費 5万円
生活費 20万円
スノボ 1.5万円
お土産 10万円

渡航費 24.5万円
日本↔San Francisco ×2 16万円
San Francisco→Seattle→Los Angeles 3.5万円
Los Angeles→東京 5万円

急にSan Francisco→東京の便がキャンセルされたり、Las Vegasで泊まったThe Westinというホテルがバカみたいに高かったりして、実際もう15万円くらいは抑えられた気がします。
あとお土産は自分に買ったスニーカーが8万円くらいを占めています。

西海岸はとても物価が高く、生活するのにも苦労しましたがホームステイを重ねて宿泊費をなるべく抑えました。シアトルでは宿泊費がかかっていません。

Couch Surfingというホストファミリーがタダで見つかるアプリを使って色んな人の家に泊まりました。
数えたら総勢25人の家にホームステイしてました。いろいろな人と触れ合えて楽しかったです。おかげで英語にも日常的に触れ合うこともできました。

結論、この旅はとてもいい経験になりました。
一人ですべて行動し、いろいろな人と知り合い、交流し、文化に触れました。

そしてアメリカはとてもいい国でした。人はとても優しく、学生は勉強熱心で何より自由に溢れた国でした。5年後、必ず戻ってきます。


Las Vegas

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はい。20歳でカジノもできない、お酒も飲めないのにLas Vegasに行ったのはAWS re: Invent 2019に参加するためです。
これはAWSが開催している世界最大規模のテックカンファレンスで、なんと今年は6万人もの世界中のエンジニアが参加しました。
たまたまアイデミーがAWSのクライアントだったのと、開催前日にアメリカに行くことを決めていたので参加することができました。
このイベントは最高でした。技術の最先端に初めて触れることができた気がします。

また、活用事例にシリコンバレーのスタートアップがちらほらあり、アメリカでスタートアップをやるメリットをここにも感じました。やはり海外の方が圧倒的に技術へのキャッチアップが速く、かつ包括的に行われているのだと感じました。


San Francisco

次に僕はシリコンバレーに行きました。Computer Scienceに強い名門UCバークレーにお邪魔したり、様々な企業にお邪魔したりしました。

ここで来訪した企業は
- Facebook本社
- Google本社
- AWS Palo Alto社
- Netflix本社
- Airbnb本社

です。NDAもありすべては話せませんが社内もすごかったです。

やはり、FacebookやGoogleなどが何万人も社員を抱えているため、街のそこら中に社員の方がいました。またソフトウェアエンジニアを志す学生にとってもこれらの企業に入社することはそれほど珍しくなくスタンダードになっていることに驚きました。

これはもちろんアメリカだからできることでもありますが、学生の学習意欲が日本と比べて高いこともありました。アメリカではComputer Science学部もとてもポピュラーでかっこいいイメージが全体にありました。


Seattle

シアトルは冬は気温も日本とあまり変わらずほぼ毎日雨模様でしたが、夏は日も長くずっと陽気で過ごしやすいそうです。行く時期を完全に間違えました。

シアトルもComputer Scienceに力を入れていると有名でした。また、ロック・ミュージックの聖地でもあったり、絵画や戦争などの博物館もたくさんあり、スノボなどのアクティビティも充実していてとても魅力的な街でした。

シアトルでは
- Amazon本社
- Microsoft本社
- Google Seattle社

に見学しました。

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とにかくITへの力入れがすごく、ワシントン大学ではComputer Scienceのビルがめちゃくちゃキレイでした。上の階にいくとAmazonやGoogleなどの企業との共同研究のルームがありました。特にNLPの研究に力を入れているようでした。


Los Angeles

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遊んでました。


最後に

この3ヶ月間、とてもたくさんの人に助けられながらなんとか生きて帰ることができました。
応援してくれた家族、友人、そしてアメリカで出会った人たち、本当にありがとうございました。

4月から僕は大学に戻ります。大学2年生になります。
大学で確率理論、Operations Research、機械学習、量子力学に取り組み、研究室でSoftware Engineeringについての論文を書き、学士卒業後はGoogle Japanに就職してGCPの開発に携わります。1年程したら米国にトランスファーしようと思っています。
これから先、さっき紹介したiOSアプリや邦ロックに関する問題解決のための活動と平行して常に知識・技術を探求していきます。

これからもよろしくお願いします。

真聖

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