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股関節68 急速破壊型股関節症

おはようございます。
プロレス好きだけど最近はすっかり見ることが減ってしまった塗山正宏です。


今回のテーマは、

急速破壊型股関節症です。

急速破壊型股関節症(Rapidly Destructive Coxopathy:RDC)ってどんな病気なんでしょうか?

急速破壊型股関節症とは、

「明らかな基礎疾患がない高齢者の股関節が、6か月~12か月の短期間の間に急速に破壊される病気の総称」です。

急速破壊型股関節症の原因としては、

・骨盤の傾斜が変化する(骨盤後傾)

・骨粗鬆症

・大腿骨頭軟骨下脆弱性骨折

・骨吸収の亢進

・寛骨臼形成不全

などが考えられています。

実際の原因は色んな要素が組み合わさって起きているのかもしません。

まだまだ原因がはっきりわかっていないところがあります。


急速破壊型股関節症の特徴としては、

・6か月~12か月の短期間に急速に股関節が破壊される

・強い股関節の痛みがある

・股関節の動きは比較的保たれている

・比較的高齢者に多い

・正常股関節より発症することが多い

などの特徴があります。


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急速破壊型股関節症のレントゲン
(向かって右の股関節が破壊されている)

実際のレントゲンではこのように大腿骨の骨頭が破壊され、さらに骨盤のほうまで破壊されたりします。

短期間で関節が破壊されていきますので、早期の治療、手術が必要です。



本日のまとめ

急速破壊型股関節症は短期間で股関節の破壊が進むので要注意!


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「ひょっとこ~!」


たこ焼きはなんだかんだで銀だこ派の整形外科医の塗山正宏でした。

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