見出し画像

不登校経験のある若者に海外の多様な文化を体験させたい!対談ライブ集

気仙沼のフリースペースつなぎと、会津のフリースクール寺子屋方丈舎の若者たちが、多民族、多宗教、多言語のペナン島を体験できるように、クラウドファンディングを行っています。

この取り組みの背景と、そこに関わる人、応援してくれる人の想いが伝わるように、対談ライブを行っています。

中村みちよ×田原真人

フリースペースつなぎは、東日本大震災をきっかけに誕生しました。震災前は教員をやっていたみちよさんは、震災をきっかけに教員を辞め、不登校になった子どもたちのための居場所づくりを始めました。

私(田原)は、震災をきっかけに仙台からマレーシアに移住しました。震災をきかっけに、一人ひとりが決断を迫られて、その決断の違いからばらばらになっていったこと、それに対して何もできなかったことが悲しくて、違いから学び合っていける場を作るファシリテーターになりました。

二人が出会ったのは、2018年につなぎがやっていたクラウドファンディング。それを田原が応援したことをきっかけに、ペナン島と気仙沼をZoomで繋ぐ「田原の窓」という試みを始めました。

それから6年間、様々な取り組みをいっしょにしてきました。私たち二人の想いを聞いてください。

髙橋雅道×江川和弥×田原真人

クラウドファンディングを応援したいということで、ライブ出演を申し出てくれたのが、宮城県でフリースペース道を主宰する高橋雅道さんでした。

会津と郡山でフリースクール寺子屋方丈舎を主宰する江川和弥さんは、ご自身の不登校経験があり、フリースクールのパイオニアとして道を切り開いてきた人です。高橋さんも、江川さんの運営ノウハウを参考にして、フリースクール道を始めたそうです。

田原と江川さんは、2017年に田原が主催した「自己組織化コミュニティの作り方」というワークショップに江川さんが参加してくれたことをきっかけに知り合いました。震災をきっかけに東北を離れてマレーシアに移住した田原と、福島に残って活動した江川さんとが、協力して何かをやるということが大事だと思い、帰国したときに江川さんにオーガナイズしてもらって郡山でワークショップをやりました。

参加者が輪になって一人ひとりチェックインしていき、最後にファシリテーターの私がチェックインしようとしたときに、胸が詰まって涙が流れて、3分間の沈黙が流れました。江川さんは、「あの3分間の沈黙があって、田原さんを福島に呼んでよかったと思った。」と言っていました。

ペナンラーニングジャーニーは、震災から続く様々な想いを癒していく試みにもなると思います。

深谷桃子×中村みちよ×田原真人

深谷桃子さん(ぴーちゃん)は、田原が講師を務める「さとのば大学」のゼロ期生でした。その後、高校生向けの未来フェスを企画する「ワクワク循環ラボ」にメンバーとして加わってくれて、様々な試みを一緒にやってきました。

昨年、ペナン島でラーニングジャーニーができないかと思い、何度か、プレ・ジャーニーを行いました。ぴーちゃんは、第1回のプレ・ジャーニーに参加してくれました。

ぴーちゃんは、大学を卒業して仕事をするようになって、身を守るために「感じないようにしている」のだとか。ペナン島に来て、閉ざしていた感性が開いていったのだそう。また、海外留学経験があり、留学生と同じ寮で暮らしていたぴーちゃんが、異文化と触れて交流する意味を語ってくれました。

梅田雄基×田原真人

梅田さん(梅ちゃん)とは、2020年ころに知り合い、高校生向けの未来フェスを企画する「ワクワク循環ラボ」を一緒にやってきました。

梅ちゃんは、高校生のときに、このままレールに乗って大学に進学してよいのか?と思って、4年間、フリーターをやった後、自分の道を見つけて大学に進学したという経験を持っています。自分で自分の人生を選択していく重要性を身をもって体験し、子どもが自分の個性を磨いて、自分らしく生きることができるように伴走する塾をやっています。

コロナ後、田原はマレーシアから日本に帰国し、ずっとオンラインで繋がっていた気仙沼のつなぎを訪問することにしました。そのとき、一緒に気仙沼に行こうと誘った6人のうちの一人が、梅ちゃんでした。

2月3日に八王子の大学セミナーハウスで行われた「蜃気楼大学」では、50の講義が行われたのですが、その中に、中村みちよさんと江川和弥さんの対談、梅ちゃんの講義がありました。つなぎの若者8名が蜃気楼大学に参加し、そのうちの何名かが梅ちゃんの講義を受けました。懇親会でも、つなぎの若者たちと梅ちゃんとの間で話が盛り上がり、今後も繋がり続けていこうということになりました。

梅ちゃんが感じていることを話してくれました。

やまと君×田原真人

つなぎに通うやまと君と初めて話したのは、第2期「田原の窓」でのこと。当時、中学3年生だったやまと君の興味関心について、いろんなことを聞いたことをよく覚えています。写真や動画が好きで、船の写真を撮るために、気仙沼港の時刻表アプリをもとに撮影に言っていたり、音楽と画像を組み合わせて「音はめ」をする動画をスマホアプリで作っていたり、自転車にはまって、あちこち走り回っていたり。彼は、自分の興味のあることには、熱心に取り組むパワフルな若者です。

つなぎの10周年では、みーちゃん、あさき君という20代の若者に交じって壇上に上がり、自分の言葉で教育について意見を言っていて立派でした。

今は、カメラに凝っていて、あちこちで写真を撮っています。また、大人と話すことが面白いと言います。彼が、ペナン島でどんなことを感じるのか、とても楽しみにしています。MUSVIの窓がつなぎに入ったので、窓越しに対談しました。


クラウドファンディングにご支援お願いします

クラウドファンディングは、2月16日23時までです。All or Nothing形式なので、そこまでに達成することが必要になります。

私たちの想いを聴いていただき、応援してくださるとうれしいです。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?