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ミロ太郎ラーメン物語 第3話 ラーメン屋開業を目指すオンラインサロン「す~ぷ」

Miroの革命性を説明するために、物語の力を借りよう!と思って、「ミロ太郎ラーメン物語」を書き始めたら、だんだんノリノリになっています。

この物語は、『Miro革命』の第5章にも掲載します。(完全に同じではありませんが、おおよそのストーリーは同じです。)

最初から読みたい方はこちらから

それでは、第3話スタートです。

第3話 ラーメン屋開業を目指すオンラインサロン「す~ぷ」

ラーメン屋開業なんて初めてのことばかりで、何をどこから考えていったらいいのか分からない。

三上は、Youtubeで「ラーメン屋開業」について解説している動画を見続けながら、だんだんと頭が混乱してきた。

いくつめの動画だったか覚えていないが、ラーメン屋開業を目指す人のためのオンラインサロンについて紹介しているものがあったので、そこに入ることにした。

オンラインサロン「す~ぷ」には、1000名を超えるメンバーがいて、それぞれが励まし合ってラーメン屋開業を目指していた。無事に開業した人には、「おめでとう!」というコメントが並び、ポジティブに応援し合う雰囲気になっていた。

「す~ぷ」の代表の吉田は、「どんなお店を開きたいかどうかが、結局は大事だ」と熱っぽく語っていた。三上は、駅近の狭い店舗と、不便だけど広い店舗のどちらにしようか迷っていたので、自分がラーメン屋でやりたいことは何なのか、自分に問いかけることにした。

三上が会社を辞めてラーメン屋をやりたいと思った理由は、人間らしい交流が欲しかったからだ。駅近の店舗に来店するお客さんは、「便利だから」「通り道だから」という理由だろう。確かに利益は上がりやすいだろうが、三上が望んでいるものはそれではなかった。

「す~ぷ」では、ラーメン屋起業を目指す人たちが活発に情報交換していたが、話題は、味とビジネスについてが多かった。ラーメン屋起業のための講習会も、頻繁に開かれていた。そこでは、実際に各種ラーメンの作り方の指導があり、仕入れから厨房のデザイン、内装まで、有料でアドバイスしてくれるようだった。

コンサル料の総額は50万円。店舗関係の準備資金が100万円。初期の運転資金が150万円として、300万円くらいの初期費用が必要そうだな。三上は必要な資金を見積もった。
 
立地の悪い店舗では、常連の存在が重要になる。しかし、誰が立地の悪い店舗を見つけてくれて、常連になってくれるのだろうか?

その答えは、「す~ぷ」の投稿の中にはなかったので、自分で考えるしかなかった。

毎日毎日考え続けた三上に、ついに、よさそうなアイディアが降りてきた。

第4話に続く

編集後記

「ミロ太郎ラーメン物語」を書くために、実際に「ラーメン屋開業」のことを調べたり、Youtubeで動画を見たりして、自分の中に「三上」という分身が生まれてきました。物語って不思議ですね。

残り17日 54%達成

「Miro革命~ビジュアルコミュニケーションによる新しい共創のカタチ」出版プロジェクト

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