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サッカー経験者がオススメするサッカー漫画8選 面白いサッカー漫画に共通するのは「狂気」?

私は小学校から高校生まで部活でサッカーを続けました。大学ではサークルでサッカーをやる程度。体育会系のサッカー部ではありません。

社会人になり、社会人フットサルチームの選手、指導者としてチームに所属した経験があります。
ずっとサッカーをやってきて、フットサルの社会人チームに入った経緯とかなぜ指導者になったのかは別の機会にお話しするとして、とりあえずサッカーが好きです。プレーするのも観るのも。観るのは欧州サッカーで典型的なJリーグを観ない人間です。

そんな私はサッカー漫画も大好きで、サッカーよりもサッカー漫画を読むことの方が好きかもしれません。
私が今まで読んできたサッカー漫画は以下の通りです。

・キャプテン翼
・俺たちのフィールド
・シュート
・Jドリーム
・ホイッスル
・ファンタジスタ
・ジャイアントキリング
・BE BLUES!
・振り向くな君は
・DAYS
・アオアシ
・1/11
・サッカーの憂鬱〜裏方イレブン〜
・ブルーロック
・MAGICO
・エリアの騎士


などなど、思い出した順に書きました。最近のベストはぶっちぎりでアオアシですね。DAYSも面白いですが、アオアシは最高に引き込まれます。
一番最初に読んだのは「キャプテン翼」という人たちも多いのではないでしょうか。私もその1人です。

では、一番最初にハマったサッカー漫画は?と聞かれたらホイッスルですね。

以下、私のハマった漫画を紹介していきます。

①ホイッスル

体格に恵まれない小柄な主人公風祭将が、挫折を繰り返しながらも、東京地選抜、世代別日本代表を目指していくストーリーです。
ホイッスルのおかげで練習の後すぐに炭水化物を取ることが大切ということを学びました。
いつだってシゲのプレーには憧れます。

②ファンタジスタ

高校生の主人公徹平のプレーが海外スカウトの目に留まり、家族の元を離れて海外で活躍。世代別日本代表として選出され、苦難を越えながら成長するストーリーです。個性の強い魅力あるキャラが特徴的な作品ですね。人気キャラ投票でトップ5の投票差が数十票ということがわかるように、全キャラクターに魅力があることもわかります。
ちなみに私の一番好きな登場人物はトトです。

③俺たちのフィールド

もし読んでいない、という方がいたら絶対に読んで欲しい作品です。連載されたのはドーハの悲劇の1992年からフランスW杯の1998年まで。主人公の高杉がサッカー選手だった父に憧れてサッカーを始めるストーリー。
カエル飛びオーバーヘッドという連載当初の必殺技が話が進むにつれて全く触れられなくなり、海外で究極のフィジカルバランスを手に入れるために修行するという脳筋展開ですが、今のサッカー漫画の根底にあるのが、この「俺フィー」だと考えています。
現在(2021年3月)の「ブルーロック」の展開は俺フィーのリザーブドックスとA代表の対戦に似ていますね。監督・フロントの苦悩を描いたり、サポーターの反乱なども「ジャイキリ」に通ずるところもあります。「アオアシ」はなんとなく俺フィーに絵のタッチが似ているような気がしますが、気のせいでしょうか?

④振り向くな君は

「DAYS」の作者、安田剛士氏のサッカー漫画です。DAYSがヒットしすぎて、DAYSのスピンオフみたいな立ち位置にあるこの作品ですが、逆です。「振り向くな君は」のスピンオフがDAYSです。単行本全5巻で打ち切りっぽく終わっていますが、マガジン連載時は毎週楽しみにしていました。心を揺さぶる名言多めのサッカー漫画です。
「DAYS」だと悪役っぽく描かれている成神ですが、この作品では主人公。純粋でひたむきなサッカー少年です。

⑤1/11

サッカーが好きで、「1/11」を読んでいない人は今すぐ読んでください。サッカー漫画という枠に収まりきらないドラマが展開されます。
選手、マネージャー、選手の家族、監督、サポーターなど、それぞれをピックアップした一話完結の話が進められ、点であった一話一話が繋ぎ合わさって一つのストーリーになります。涙なしに読むことができない作品です。

⑥ジャイアントキリング

ジャイアントキリングという言葉も流行しましたね。監督、フロント、サポーターをフューチャーするという新しい切り口の作品として紹介されています。この作品のすごいところは、これまでのサッカー漫画で必須だった必殺技とか人外な能力をほぼ出していないところですね。「戦術」を選手個々の能力だとすると、監督の采配である「戦略」をフューチャーしたサッカー漫画界に革命を起こした作品です。今となっては、科学的にサッカーを取り上げる「フットボールネーション」や代理人を取り上げた「フットボールアルケミスト」などがありますが、連載当時は斬新な作品として一気に有名になりました。

⑦ブルーロック

作者のノ村優介氏がまさかサッカー漫画を書くとは思いもしませんでした。この作者が漫画アプリで「ドリィキルキル」という作品を連載していた時に、絵が上手いなー、と思っていました。さらに上手くなって週刊誌連載中ですね。この作者はサッカー漫画界で一番絵が上手いと思います。なにが上手いかって、身体のリアルさです。言葉がなくても筋肉から骨、重心の動きだけで表現できるくらい、リアルです。
ストーリーはドリィのようにややぶっ飛んだ展開。「日本でロナウドとかメッシのようなストライカーが生まれないのは何故か?」そんな問いから日本産の世界一のストライカーを育成する物語です。

⑧アオアシ

最近のサッカー漫画の中でぶっちぎりでNo.1ですね。最高に面白い。
視点が新しいです。これまでのサッカー漫画ではラスボスとか最大の敵扱いされていたユースが舞台で、尚且つみんなエリート。主人公が下手くそだけど、特殊能力に目覚めてレギュラーを目指すという今までにない展開ですね。
さらに主人公の特殊能力が技術的なものではなく、「視野の広さ」という超曖昧な能力だからこそ応用が効きます。作者はこの応用を描くのがすごく上手で、広い視野を持った、「じゃあ、それをどう使うか」というのを表現しています。作中の言葉を借りると「だから、どうするか」この言葉にサッカーの本質が詰まっているような気がします。


以上8つの漫画を挙げました。

私が面白いと思う・ハマったサッカー漫画の共通点は「狂気」があることだと思います。

例えば「アオアシ」であれば、その日の昼間から次の日の朝までトラップとパスの練習するし、ヒロインの女の子に「感覚が鈍るから姿を見せるな!」って怒鳴るし。
「ホイッスル」も同じように河川敷で一晩中壁当て。「振り向くな君は」死んだ父親の言いつけで、毎日砂利の上でボールを蹴り上げてからの壁当て。
「俺たちのフィールド」と「ブルーロック」なんて見事に全員が発狂しているし。

普通に考えたら狂っていると思います。
私は、まず夜通しボール蹴ろうとも思わないし、可愛い女の子から声かけられたら練習休むし、たまにはボール蹴りたくない日もあるし、発狂してまでサッカーしたくない。
アオアシの言葉を借りると「たかがサッカー」です。普通ではあり得ないです。

でも、サッカーには普通だったらあり得ないことでも、のめり込めるほどの魅力があります。
全然意味わからないのに、何故か共感してしまったり胸が熱くなるし、涙も流します。
サッカー漫画です。フィクションだってことももちろん理解した上でです。

サッカー漫画は最高に面白いです。ありえない狂った行動をすることに魅力を感じてしまうほどに面白いんです。


#サッカー #漫画 #マンガ #アオアシ #ブルーロック #ジャイアントキリング

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