アメリカ(カリフォルニア州)での運転免許
はじめに
アメリカは車社会であり、ニューヨーク等の大都市に住まない限り、車が生活に必要である。日本と違い、高速道路は無料なので、日々の移動及び旅行に車は非常に便利である。筆者は日本では教習所以外では運転したことがないという「ど」ペーパードライバーであった。しかし、筆者の住むのカリフォルニア州のベイエリアに住んでみると、子どもの送迎等の運転の必要性が出てきた。
アメリカ運転免許システム概要
州によって、試験の難易度も試験の内容も異なる。日本の運転免許を無試験でアメリカの免許に書き換えられる州もある。しかしながら、筆者の住まいがあるカリフォルニア州にはこの制度はない。ここではカリフォルニア州での運転免許証獲得方法を紹介する。住まいから30キロ以内に複数の運転免許センター的なDepartment of Motor Vehicles(DMV)があり、そこで日本と同様に筆記試験と実技試験がある。試験を受けるにあたり、30ドル程度の試験料を支払う必要がある。筆記試験は日本の筆記試験より簡単で、英語ではなく、日本語でも受けられる。
実技試験は日本のように教習所でみっちり練習してから、試験を受けるのは一般的ではなく、友人や2時間100ドル程度払って、教習を受けたのちに試験を受けるのが一般的である。ちなみに、筆者は3回以上実技試験を受けたので、人一倍DMVに対する思いは強い。実技試験は3振方式で、3回実技試験に落ちると、再度筆記試験を受けなくてはならない。当然試験料もまた支払う必要がある。
DMV予約
筆記試験は、DMVに日時を予約して受験することもできるが、飛び込みで受験することもできる。予約していくと、列に並ばずに済むが、1か月先であったりする。飛び込みの場合は1-2時間列に並ぶ必要があったりして、なかなか効率的ではない。問題は同じ州内であれば、どこのDMVで受けても試験の難易度は変わらない。
実技試験はDMV毎に合格率は異なる。以下のように一番上と下で2倍以上合格率は異なるので、受験場所は要注意したい。
結果として3か所以上のDMVで実技試験を受けた筆者としては、このグラフは直観に沿っている。また、飛び込みは受け付けていないので、必ず事前に予約する必要がある。先述した通り、1か月先まで予約できないことはざらにある。そんな時は30ドル程度払い、YoGovを使うと1週間程度先に予約できるから便利である。
実技試験
どこのDMVで受験するかを決めたら、一度下見をしよう。ググるとだいたい過去のコースが出ている。あとは本番は落ち着いて普段の運転の成果を発揮すれば受かるはずである。あとは健闘を祈る。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?