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WEBメディアにおける〝煽りタイトル〟の9割は編集者がつけている

好き勝手に書きやがって……。
フリーランスのライターは、こう思われているところがある。
しかし、実際は違う。
各メディアの編集部から「〇〇について書いていただけませんか?」というオファーがあって、原稿を書くというパターンがほとんどだ(ライターから企画を持ち込むこともあるが、さほど多くない)。
そして依頼された内容が編集部のイメージと違えば、書き直すこともある。

書籍や雑誌の場合はライターが担当ページをチェックすることが多い。
しかし、WEBの場合は少し異なる。
ライターが編集原稿とタイトルをチェックできるところもあれば、編集原稿のみのところもある。
またライターがまったくチェックしない媒体もあるのだ。

そのため、記事がUPされたときに「タイトル」(見出し)を知ることが少なくない。
そして愕然とすることがある。
〝煽りタイトル〟がつけられていることがあるからだ。

編集部としては、PV数につながるようにキャッチーでインパクトのあるものをつけたい気持ちがあるのは理解できる。
だが、あまりにも記事内容とかけ離れたタイトルは読者の期待を裏切ることになるのではないだろうか。
なかにはタイトルだけを見て、「なにを書いているんだ!」とライターに憤る読者もいる。
これは悩ましい問題だ。

断言してもいい。
〝煽りタイトル〟は誰もハッピーにしない。
多様な情報が乱れ飛ぶ世の中だからこそ、WEB媒体のメディア・リテラシーが問われている。

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