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講演会「自分のチカラを信じよう」

 僕の長子は中3男子だ。高校受験が3ヶ月先ぐらいに近づいてきたがなかなか勉強に身が入らず、モヤモヤした気分で過ごしているように親から見て思える。

 そんななか、中学校のPTA講座で川島高之さんの生徒向けの講演があった。親も体育館の後ろの方で一緒に聴講した。演題は「自分のチカラを信じよう」。得意なこと、好きなことを見つけて自分の人生を生きよう、無いものを嘆くなというメッセージが伝えられた。そのあとはワークの時間で、生徒たちは「好きなこと」と「長所、得意なこと」を書き出し、組み合わせたらどんな「仕事」ができるだろう、どんな「仕事」が向いているだろうということを考えていった。友達からも自分の「長所、得意なこと」について話してもらって一緒にワークをやった。生徒たちは生き生きと楽しそうに取り組んでいた。

 この講演でわが子はなにか感じてくれただろうか。気になって帰宅後に「好きなことは何書いた?」と聞いてみたら一言。「長所、得意なところは?」と聞いたら一言。「友達の長所、得意なことは何を教えてあげた?」と聞いたら「あまり関わりの無い人だったから、」と言って一言。一問一答で余り話してくれず、向いている仕事のことは教えてもらえなかった。思春期やなあ。

 最後に本人から話してくれた感想は「この話でピンと来た人はおるんやろうか。」なるほど、今日はそんな感じだったんだな。でも、初めてだしそれでいいんだと思う。いままで考えたことなかったことを実際に考えてワークをやったし、いままで親子で具体的に話したことない話題について話すことができた。これをきっかけにこれから色々話して一緒に考えていくことができる。

 今日の講演ではいくつものキーワードが出てきた。僕の頭には「無いものを嘆くなあるものを活かせ」「これから行く高校は人生や仕事について考える時間」という言葉が残っている。受験の後もまだまだ考える時間、考えることがある。願書提出、受験までの2,3ヶ月、わが子との対話をして行こうと決めた。まだ2,3ヶ月はある。

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