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PTSDのはなし

精神科医の益田先生の動画を時々見ている。
心療内科では診断名が適応障害、反応性抑うつ、といくつかあると言われている。そんな中で想定外だった診断は「PTSD」だった。
これは育休明けのトラブルが原因ではなくて、姉が統合失調症になったことに関連した事柄が心的外傷だったというものである。

たしかにそうだった。
高校2年生の秋、学校で母からメールが来た。
東京の専門学校に通うために一人暮らしをしている姉がおかしくなった(正しくは警察に保護されている)ので、父と迎えに行く、と。
そこから、思い出したくないような環境変化があった。

家に帰れば、姉が暴れて両親が口論し、地獄。
姉がおかしくて、救急車を呼んだこともあった。
実際のところ、学校は、心を休めるために行っていたし、その頃から精神的に不安定になると不眠だった。

今回、益田先生のこの動画を見て、
「あぁ、私は姉が統合失調症になったことによる環境変化が、よっぽど傷が深かったんだ」ということを改めて自覚した。主治医がとうの昔に診断しているのに、聞く耳持てよ、と思うが。
だって、姉が統合失調症になったのは、私が17歳の時だもの。もうアラサーじゃん。

生傷に絆創膏を貼って、時々絆創膏を貼り替えたりして、そろそろ治りそうになったら掻きむしって、また抉れて、そんなことを繰り返して今に至ってるような気がした。

今となっては、この経験が何かの役に、
特に4歳の息子の育児に役立てたら良いと思うしか、ない。

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