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【個人投資家15,020名対象】バイオベンチャーへの投資意識調査を発表

当社グロース・キャピタルカイオム・バイオサイエンス(東グ 4583)で共同実施した個人投資家15,020名を対象としたバイオベンチャーへの投資意識調査を本日発表しました。

個人投資家がバイオベンチャーへの投資において何に期待して投資しているのかどこで情報収集を行いどのような情報を重視しているのか、投資家をバイオベンチャーへの「積極投資」度合いと、「理解」度合いを基に分類して調査しました。

https://www.gckk.co.jp/press/release21/

【個人投資家 15,020名対象、バイオベンチャーへの投資意識調査】岸田政権が重要領域に掲げるバイオ領域、投資家全体で「バイオファン」はわずか3.9%バイオベンチャー投資の約6割は「技術や対象疾患を理解」して投資を実行 | グロース・キャピタル株式会社【個人投資家 15,020名対象、バイオベンチャーへの投資意識調査】岸田政権が重要領域に掲げるバイオ領域、投資家全体で「バイオファン」はわずか3.9%バイオベンチャー投資の約6割は「技術や対象疾患を理解」して投資を実行 | グロース・キャピタル株式会社 上場ベンチャーの事業成長を促す「攻めのファイナンス」を支援するグロース・キャピタル株式会社(本社:東京都港区、代表取締役C www.gckk.co.jp

本調査を行うまで、投資にあたり事業内容の調査や理解を行う投資家は少数で、理解せずに株価の変動率の高さに魅かれギャンブル的に投資を行っている個人投資家が多いのではないかという先入観を私自身持っていましたが、今回はそれが覆される調査結果となりました。

日本の次の成長の柱は間違いなくバイオベンチャーを含めたディープテック領域です。

日本国内で上場するバイオベンチャーは機関投資家が投資を行うケースは少なく、個人投資家が中心となってバイオベンチャーを支える構図となっていることから、個人投資家を対象に調査を実施しました。

本調査がバイオベンチャーの皆様のIR活動の一助になれば嬉しいです。



--- 本調査を踏まえた提言 ---


岸田政権による「骨太の方針2022」ではバイオテクノロジー・創薬分野は国益に直結する重点分野に指定されており、国を挙げての注力が期待されていますが、バイオベンチャーを理解した上で積極的に投資を行う「バイオファン」の人数と投資額の増加がなければ、バイオベンチャーの研究開発費の調達環境改善は実現できません。

今回の調査を通じて「バイオファン」は投資家全体の3.9%と少なく、「バイオファン」を増やすため、国による啓蒙や各バイオベンチャーの取組みが必要であることがわかりました。

具体的には国として
 1. バイオベンチャーの認知度向上
 2. バイオベンチャーの評価メトリクスの浸透

の取組みが重要であると考えます。多くの企業が研究開発段階ゆえにPERやPSRといった指標はバイオベンチャーでは活用できない中で、バイオベンチャーを評価する手法が一般に浸透しておらず、ニュースや印象でしか投資判断できない状況となっています。2で挙げた「評価メトリクス」という点では、バイオベンチャーの評価手法の一つである「パイプラインの期待値積み上げをベースとした企業価値評価」等の手法の普及が待たれます。

またあわせて、バイオベンチャーとして
 ・投資家がメトリクスを活用して企業価値評価ができるよう、パイプライン情報の開示充実

が期待されます。今では日本のグロース銘柄の中心となっているSaaS企業も5年前までは、先行投資による赤字が多いことから投資家に敬遠されるセクターでした。そんな中で、ARRやチャーンレートといったKPI、PSRといった評価軸が浸透し、開示の充実も図られたことで企業価値を評価できるようになり、投資家を呼び込むことに成功し、現在に至ります。

この5年でのSaaSセクターの成功をバイオセクターでも再現できれば、バイオベンチャーの調達環境を改善し、積極的な研究開発投資を行う環境を整えることができると考えます。

当社もバイオベンチャーの発展に寄与するため活動を続けて参ります。

【個人投資家 15,020名対象、バイオベンチャーへの投資意識調査】岸田政権が重要領域に掲げるバイオ領域、投資家全体で「バイオファン」はわずか3.9%バイオベンチャー投資の約6割は「技術や対象疾患を理解」して投資を実行 | グロース・キャピタル株式会社【個人投資家 15,020名対象、バイオベンチャーへの投資意識調査】岸田政権が重要領域に掲げるバイオ領域、投資家全体で「バイオファン」はわずか3.9%バイオベンチャー投資の約6割は「技術や対象疾患を理解」して投資を実行 | グロース・キャピタル株式会社 上場ベンチャーの事業成長を促す「攻めのファイナンス」を支援するグロース・キャピタル株式会社(本社:東京都港区、代表取締役C www.gckk.co.jp