【定点観測】2024年の日本の株式マーケット躍進の鍵

2024年の日本の株式マーケット躍進の鍵

2023年が終わろうとしており、年末にかけてアメリカの株式マーケットは利上げ終了観測、それに続く利下げ観測も見られ、まさに「閑散に売りなし」の相場格言の如く、日々高値を更新していっている。
それに反し日本の株式マーケットは12月に入り、アメリカマーケットの強さとは裏腹に弱含みを始めているが、2023年という単位で見れば、年始25,834.93円で始まった日経平均は12月15日の終値でで32,970.55円と年始から25％以上もの上昇をしており、今年は総じて日本相場にとっては良い一年となったと言えるだろう。

しかし、今月に入っての日本相場の弱さは、これから日本株への投資をする上で、チャンスと判断するか、地獄の始まりと判断するか、注意深く考えなければならない点である。
年末から来年に向けた相場の世界経済の定点観測と日本の株式マーケット躍進するための鍵を考察していきたい。

日本の懸念点

冒頭に記したが日本マーケットは冴えない状況が続いている。この理由についてまとめておきたい。