見出し画像

あなたに訊きたい7つのこと#16<タカギユウスケ×金井政人>

あなたにインタビューさせてくれませんか?

普段インタビュー"される"側のアーティストが、今度はインタビュー"する側"に。
他所ではあまり聞かれたことのないような、どうでも良いようでそんな事もないような、質問を贈り合う。
#あなたに訊きたい7つのこと  

2022装いを新たにして、今回はライブカメラマン、タカギユウスケさんをお招きしてお届けしたいと思います。
https://twitter.com/yusuke_mphoto/

今回も通常のインタビューに少々飽きてしまった筆者が、日頃ライブ写真において、実物より5割増しくらいに切り取ってくれるタカギユウスケさんへの感謝の意を込めつつ、半ば強引に道連れにするような経緯で、普通のインタビューとは少し違う角度から斜め上にも程があるアーティスト同士お互いに7つずつ質問を贈り合い、お届けしたいと思います。


<タカギユウスケ×金井政人(BIGMAMA)>


まずはタカギユウスケさんから頂いた7つの質問について、私、金井政人が答えていきます。


1.暖色派ですか?寒色派ですか?あと1番好きな色も教えてください。



寒色ですかね、長野の山奥生まれなもので。
大概は白、とか黒、とかハッキリしたもの、迷う時間の少ないものを選びがちなのですが、そこに優劣はつけ難いです。
むしろ一番苦手な色は明確にあって、子供の頃から赤い色が苦手です。
体の中で、沸々と湧き立ってしまうものがあります。(O型で牡牛座で丑年だからでしょうか)




2.言葉と仲良くなれる方法を教えてください。



言葉はあくまで道具、入れ物、容器だと思って割り切って考えることが大切だと思います。
どんな時にも大切なのはまず中身の方です。その時の感情、気持ち、伝えたいことをきちんと伝えるために、その手段の一つとして言葉があります。
どんな容器(言葉)に入れて、綺麗にラッピングして、時にオブラートに包んだりなんかして、あるいはリボンをかけるまでして、相手にお届けします。
その一つ一つの繰り返しを丁寧にしていくうちに、自分自身が適量を、適切な用途を、身につけていく他ないと思われます。
使いこなせない道具は無闇に振り翳しては危ないですし、使い方を間違えれば、鋭利な刃物にもなり得ます。
馴れ合いではなく、言葉に支配されない、管理の行き届いた、きちんとした主従関係を築くこと。そんな風に心掛けた方が、言葉といい関係性を築けるのではないかと考えています。




3.ドラ○ンボール 7つ集めたら何を願いますか?



冨樫先生(HUNTER×HUNTER)の筆が進むことを願います。




4.15年前に戻れるとしたら、真っ先に何をしますか?



おそらく要らないやと言って、その装置、仕組み、座組みを誰かに譲ると思います。15年前から、今の自分をもう一度やってみろと言われましても、
結構しんどいなと思うくらいには、全力で駆け抜けてきたので。




5.何かを誰かと一緒に作る上で譲れないことを一つ教えてください



圧倒的に多数決を嫌うことです。
芸術表現において、多数決の繰り返しで出来上がったものは、角が取れて丸く、とても平凡なものになることが経験上多いので。(狙ってそう言うものを作ることはありますけれど)
やはり何か爪痕を残したい、となると、少数派、例えたった1人でも、絶対にこれが素晴らしいという信念のある主張こそ、尊重されるべきだと考えています。




6.この人とは仲良くなりたいなと思う人間の共通点を教えてください



ちょうど名残惜しいタイミングで帰る人、とかですかね。
また次会って話してみたくなる、続きが欲しくなるみたいな。




7.30年後はどうなっていますか?



現在37なので、僕の場合67歳。自分の父とほぼ同じ年齢です。
父の話なんですけれど、仕事を引退して、この年齢になって急に家で料理始めたらしいんですよ。
実家に帰ると、見たことのない料理出てきたりなんかして。
漠然と、家族や大切な周りの人に元気に生きていて欲しいなと思いますし、
勿論バンドや音楽は続けられたら良いと思いますけど、
それ以上に、その時々でやりがいを見つけて、何か新しいことに挑んでいたいですね。

画像1

次に僕の贈ったあなたに訊きたい7つのこと、についてタカギユウスケさんに答えていただきます。もし良かったら、あなたも是非質問の答えを考えてみてください。



1.あなたの仕事に必要な能力を3つ挙げてみてください。



行動力、洞察力、好奇心




2.写す者と写される者の理想的な関係について教えてください。



互いにリスペクト & 安心と信頼をベースに少し刺激的なスパイスがあると最高です(期待を良い意味で裏切ってくれるというスパイス)



3.自分が最も得意とするシチュエーションについて語ってください。



一言でいうと「躍動」です!
バンドならライブ。その人が1番輝いている、心が躍動している瞬間を切りとるのには自信があります。
ポートレートなら会話で徐々に互いの心の躍動を作っていくイメージです!




4.この先あなたがシャッターを押すのを躊躇うとしたら、それはどんな瞬間ですか?



これはなんとしても「ひとりじめ」したいとまで思ってしまう素敵すぎる瞬間がきたら躊躇ってしまうと思います。




5.被写体に願うことがあれば教えてくれませんか?



ずっとありのままでいてください




6.現実と、ファインダー越しの世界に違いがあれば教えてください。



ファインダー越しの世界は、小さい遊び場のようなハコに入っているイメージがあります。妄想の世界だからどこまでもいけるような、気分で色が変化したりモノクロになったり。




7.カメラが発明された以前、以降、どちらが人類は幸せだと思いますか?



これは… 幸せの総量でいくと以降だと確信しています。
ただ、カメラに囚われて目の前の幸せを感じきれない時が出てきたのも事実で。
でも良い写真が拡散することの幸せの拡がりの方がそれを上回ると思っております!



いかがでしたでしょうか?

皆様のお時間、お暇が潰れずに、ほんの少しでもふわりと膨らめば幸いです。

今後とも高木くんの写真に、ご期待ください。そして私はステージで皆様をお待ちしております。

画像2

続きはまた気が向いた時にでも。




褒められても、貶されても、どのみち良く伸びるタイプです。