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初めて録音された自分の声を聞いた時のこと(絶望)

初めて録音された自分の声を聞いた時のことを明確に覚えている。
当時の家の留守番電話の再生ボタンを押して、
イメージしていた自分の声とのギャップに、絶望した。
一体このモソモソとボソボソとした声の主は誰だ。

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そして変声期を迎えた小学生高学年、僕は地域の少年野球のチームにいた。
少年野球における”声出し”というのは練習の一環。
むしろ声がよく出ている、と言うことは、一つの才能であり、実際の投げる打つの能力以上にスタメンとベンチが入れ替わることすらある。
ただそんなチームで1人、頑なに小声であることを許されている、(大声を出すことを諦められている)選手がいた。
金井政人。
後のロックバンドBIGMAMAのボーカルである。

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歌のレコーディングは自分のコンプレックスに向き合う時間ですし、
未だ自分の声を好きになる過程にいます、僕は。
歌に魂を込めるべく、ついに吐き出しきったのか、
激しく疲れて、翌日抜け殻のように眠っていました。
さて、連日続いていたレコーディング、ようやっと3曲の歌入れ終了です。
つまり録音終了、残すところは編集作業です。

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あくまで1021で新曲を披露するためのレコーディングです。
現時点で、特にリリースの予定とかはありません。
(僕が知らないっていうことは、壮大なドッキリでもない限りそうだと思います。)
今僕らに課されているミッション、移籍発表後一発目のフリーライブ。

「1021渋谷公会堂、あなたの思う1番かっこいい自己紹介をしてください。」

言わずもがな過去最高のライブを更新したいですし、
それを達成するために、
真っ新な曲が必要だと思ったから、という理由だけです。
まだどこにも出していない新曲を演奏する時のドキドキって、
プレイする側には、なかなか他に比べられないものがあります。
受け手にとってもそうであってくれたら、なんてものはこちらのエゴなんでしょうけれど。

今はエンジニアさんの編集を誰よりも僕自身が心待ちにしている状況です。
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明日のLEGO BIG MORLのBlue Note Tokyoの夜の部の公演、
僕と東出が、ゲストで参加させていただく予定だったのですが、東出の体調不良のため僕一人の出演とさせて頂くことになりました。
代わりにと、颯爽とバイオリンを弾きながら歌うことは出来ませんけれど、
自分にできる一番のパフォーマンスを約束します。
一番悔しく、残念に思っているのは本人でしょうから。
その曲の瞬間だけでもレゴの一員になったつもりで(仲間に入れてくれ)、良い音楽を届けられたらと思っています。


褒められても、貶されても、どのみち良く伸びるタイプです。