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あなたに訊きたい7つのこと#15<藤田琢己×金井政人>

あなたにインタビューさせてくれませんか?

普段インタビュー"される"側のアーティストが、今度はインタビュー"する側"に。
他所ではあまり聞かれたことのないような、どうでも良いようでそんな事もないような、質問を贈り合う。
#あなたに訊きたい7つのこと  

2022装いを新たにして、今回はナレーター・ラジオDJ、声のスペシャリスト、藤田琢己さんをお招きしてお届けしたいと思います。

今回も通常のインタビューに少々飽きてしまった筆者が、遥か彼方昔からBIGMAMAのライブを見守り続けてくれている藤田琢己さんへの感謝の意を込めつつ、半ば強引に道連れにするような経緯で、普通のインタビューとは少し違う角度から斜め上にも程があるアーティスト同士お互いに7つずつ質問を贈り合い、お届けしたいと思います。



藤田琢己×金井政人(BIGMAMA)>


まずは藤田琢己さんから頂いた7つの質問について、私、金井政人が答えていきます。



1.あたまからずっと離れない夢の記憶教えて?



正直に、夢を見た記憶がほとんどありません。
起きた時にはあれなんだっけか?
寝ている時より、起きている時の方が夢見がちです(うるさ)。




2.自分と周りを比べるタイプですか?



いいえ、と言い切ってもみたいのですが、
目にも入りますし、耳にも入りますから、全く比べないというと嘘になります。
ただし”自分と周り”と言うより、”自分とこれまでの自分”を比べる機会のほうが圧倒的に多いです。




3.散財したなぁ、と思ったことは?



高い買い物をしても、これは良い買い物をしたな、などの実感があれば、そうは思いませんし、むしろ、セールとかで勢いで買って、結果、全く袖を通してない洋服なんて見た時に、散財したな、と思います。



4.ご飯を食べる時に大事にしてることはありますか?



あとで多少口の中がデレデレになろうとも、
待て、の声が掛からない限り、
熱いものを熱いうちに食べようとする強い気持ちがあります(犬舌)。




5.「これは行き止まり感しかねえ」ってなった時、あなたはどうする?



とりあえず立ち止まりますし、第一に現在地を確認します。
第二に、自分の現在の状況や装備などを確認します。
で、乗り越えるべきか、壊すべきか、回り道をすべきか、ただそこで待つべきか、
出来るだけ早く決断をすると思います。
人生は、ナビが道を選んでくれるわけでもありませんし、運次第とは思いますが、
その選択したものを"正解にする"という努力をしていくと思います。



6.それはまだあなたと少数の人しか楽しめていない「日本初の何か」です。
さぁ、あなたはニヤリとして少数で楽しむ?それとも何とかしてたくさんの人を巻き込む?



モノによりますけど、僕の場合、後者を選ばざるを得ないのです。
だって、自分たちの音楽に置き換えた時に、少数でニヤリでは少し寂しいので。



7.「合わないなぁ」って人にも合わせる?理解を深める?自分のことを知ってもらう?放っておく?



気の持ちようの話かもしれませんが、前提として、“合う”ということが特別なのであって、”合わない”ということはごくごく普通の自然なこと、という認識です。
もしも”合う人”に出会えたらそれはとても幸運なことで大切に思いますし、
そうでなければ無理をしない、深追いしない、ということも大切な気がしています。うん十億人居ますので、地球には。

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次に僕の贈ったあなたに訊きたい7つのこと、について藤田琢己さんに答えていただきます。もし良かったら、あなたも是非質問の答えを考えてみてください。



1.自分の声が商品だとして、どのようなキャッチコピーが考えられますか?



「特筆すべき特徴はありませんが、あっても困りませんよ!」



2.自分という器の、姿や形について教えてください。



器、、人としての、と言う意味だとゼロ回答です。考えた事がないからですwwそのかわり文字通り器に例えるなら、たとえばそれはザルみたいなもので、そこそこのしっかりした物、もしくはしぶとくまとわりつくものしか捉えられません。繊細な物もトゲトゲした物もあまり上手く入らないと思います。
落としたくらいでは割れないと思いますが柔軟性はありません。何でもかんでも活用出来るようには作られていませんが、特定の用途がある人にとってはたまにベストマッチします。
例えがうまいな、俺。



3.最も尊い瞬間について教えてください。



自分が「この人良いな」と思った人が自分の事を認めてくれてるって思った時ですかね。バンドでも気になる異性でも。



4.面と向かって、画面越しに、声だけで。
言葉によるコミュニケーションの難易度はどのように変化していますか?



僕個人としては他の人に比べてそれほど難易度に変わりはないと思います。なぜなら常に「聞いたらすぐ分かる」表現をいつ何時でも考えて言葉を出そうと思ってるので。
むしろ言葉以外の要素でリアルとバーチャルでは大きな違いが出ます。
言葉とコミュニケーションを考えれば考えるほど、ノンバーバルコミュニケーションの大切さに行き着きます。身振り、目線、お目当ての人の右ではなく左にポジションを取る意味、など、コミュニケーションは言葉そのものを凌駕する要素が多くてですね、、おっとここから先は僕の有料レッス*〆%...



5.“起承転結”でいうと、あなたという存在は、どこで一番実力を発揮しますか?



承、かなぁ。スタートする度胸もないし、その後のドラマチックな展開、ゴールテープを華やかに切る感動の瞬間、みたいなのも性に合わないですな。
前後をうまく見ながら、あり物をうまく次に運ぶのは得意なはず!他より楽そうだしww
でもね、分かる人には分かるんですよ、承の大切さが!



6.この先に起こる未来について、試しに一つ予言をしてくれませんか?



スマホが自分の脳みそデバイスに進化します。
攻殻機動隊の「電脳」のイメージ。見ているその画面に、逆に頭ごと吸い込まれていくって感じ?



7.諦めのついていないことがあれば教えてください。



むしろ諦めている事が一つもありません!
金井君だけに語りますが(あれ、これみんな見てるのかww)実は2年前、声を使う、喋る仕事を諦めようと思ってました。とある所で裏方の社員になる相談もしてたんですけど。
しかしコロナの最中、それまで10年くらい試行錯誤していたテレビナレーションのレギュラーが一度に3本決まったり、、、そう言えば昔一度だけラジオやめようと思った事があったんですが、その時相談した人の勧めもあって、後に11年半続いた今の僕のポジションを決定づけることになったロックな深夜番組が始まった事あったな、、、。
諦めたらそこで試合終了です。でも、なんの試合を目指すかは昔よりも柔軟になりました。
ラジオ一辺倒だった(とか言ってラジオデビュー3年後にはテレビレギュラーをいただいていた)けれど、今はなんでもそこそこできる人として、台本書いたり編集したりライブイベントのブッキングしたりを含め、全ての仕事でクオリティ高く要望に応えるのがベストな生き方だと思ってます。
あぁそうか、これが「諦めがつかない」なのか



いかがでしたでしょうか?

皆様のお時間、お暇が潰れずに、ほんの少しでもふわりと膨らめば幸いです。

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ラジオ、podcastの中で、そしてステージで我々はお待ちしております。
続きはまた気が向いた時にでも。



褒められても、貶されても、どのみち良く伸びるタイプです。