自己紹介

わたくしは、結城健人(ゆうき まさと)と申します。

映画を撮っています。
映画を見ることが好きで、好きで、そこから自分でも撮り始めました。

自己紹介を考えながら、わたしってどういう人物なんだろう、という問いを立ててみました。

ずばり、体たらく(おサボりさん)です。
カッコよく言い換えれば、「曖昧」とでも形容できますでしょうか。

「夏休みの宿題は最後にやるタイプ」だけど「夏休みに入るときから宿題のことが頭の片隅にあって気になるタイプ」です。
先延ばしにしてしまうけれども、空振りばかりしている不器用な人間です。

①学問的体たらく(曖昧)
四六時中、映画のことを考えているのですが、そこから転じて、学問的な映画についていろいろ学びました。というのも、映画批評と映画のできた社会背景から、表象文化論的な映画と文学、音楽との関わり、古典哲学〜現代思想・構造主義に依拠する映画分析なんていう小難しい学問分野を浅く広く攻めました。小難しいことを書きましたが、卒論なんていうものもろくに書かずに卒業してしまった体たらくな人間です。

②実制作者的体たらく(曖昧)
また、そんな表彰文化的ー「理論」も攻めつつ、「実践」である、映画制作も、中途半端に行なってきました。「映画が好きだ!」と思った小学5年生の頃から、家にあったビデオカメラをこっそりかっぱらい、遊びがてら、でも一応はナラティブな映像を紡いでいます。大学では、自主制作で16ミリフィルムを使い映画を作りました。映画批評を学んでいたこともあり、「映画原理主義者」であると自負しています。ですが、賞が嫌い!そもそも、本編集(オンライン編集)が嫌い!現場と、自分の手が届く仮編集をこよなく愛する体たらくな、実績なしの映画制作者です。

③映像に関わる人として
テレビ番組の制作会社、CMの制作会社に在籍していたことがあります。
学生の実制作とは一味違い、ビジネスとして映像に向き合う時、映像制作は接客業的側面を持ちます。だから、美味しい弁当と美味しいお店はたくさん知ってます。グルメ記事として読めるようにも?このnoteは展開していこうかななんて思っていたり。

④馬に乗る人
映画が好きすぎて、映画の起源を遡ったことがあります。
映画の起源は、エドワード・マイブリッジという人物が作った連続写真にあります。その連続写真が開発されたのには、ある賭博が背景にあります。それは、「馬が駆歩(かけあし)で走る時、四肢が宙に浮く瞬間はあるか」という賭けです。この賭けをジャッジすべく、マイブリッジは連続写真を作りました。「そんなら、逆に、映画を見慣れているこの目なら馬が駆けている瞬間だって動体視力でなんとかなるだろう」と思う自分がいました。映画批評において「動体視力」という用語は、重要ワードです。こういうとわかりにくいので、簡単に言い直すと、映画批評をしている人たちのマウント取り用語です。「あの映画の何カット目と何カット目に〇〇が何回写ってる〜」というのが映画批評では重要になってきます(嘘…でもない)。なので、映画を見まくっていた私は、動体視力に自信がありました。だから、大学で暇だった時、「馬に会える」という触れ込みをいち早くキャッチしました。馬術部です。そこで自慢の動体視力で馬が駆けている瞬間をジャッジしてやろうと意気揚々と馬術部に向かったのです。結果…
「見えませんでした!!!!」
馬の四肢が地面についてる瞬間どころか、一年の浪人生活で動くものが全く追えない。そこで私は決めました。
「馬術部に入ろう」
こうして、馬に乗りながら映画を撮る人が生まれてしまったわけです。

おもにこの3つを主軸にして、このnoteは展開していこうと思っています。

1に見た映画の批評、分析、感想
2に映画を作る上での苦悩、実体験、レポート
3に映像業界で仕入れた情報、うまい店、体験談
4にオマケ的に馬に乗るレポート(馬術を通してみた映画の有り様)

なんだコレ。

「なんだコレ」なnoteになっていくであろうことは、この時点でよくわかります。
まぁ、気軽にお付き合いください。

結城健人
1998年神奈川県生まれ。
青山学院大学総合文化政策学部卒業後、東京藝術大学大学院映像研究科映画専攻在学。その間にテレビマンユニオン、電通クリエーティブキューブ参加。
11歳の頃より映画を見よう見まねで撮り始める。独学で映画を学び、2021年には、某有名俳優を起用し16mmフィルムで『饗宴』という短編映画を撮影するまでに至る。好きな映画監督はロベール・ブレッソン、黒沢清。
大学時代は馬術部に所属。「馬に乗りながら映画を撮る人」

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