鞆から発信!こども主体の地域診断プロジェクト。~今年「地域医療プログラム」としてバージョンアップ!参加者募集中‼~
どうも、まさまさです。今回は、ワークショップデザイナーのお仕事について。いろんな自治体さん・小学校・中学校で行っていきたいワークショップなので「こども主体の地域診断」という言葉にピン!と来た方は、ぜひ一緒にやりましょう。お声がけください。
また、こども主体の地域診断プロジェクトがバージョンアップ。2023年7月から開始される鞆の浦で学ぶ「地域医療プログラム」ができました。5.31まで参加者募集をしておりますので、興味ある方は最後までお読みください。
はじまりは、家庭医「ちひろちゃん」の想いから。
広島県福山市鞆の浦というまちで家庭医をしているちひろちゃん。ある日、お世話になっている方が急死したそうだ。その方は、病院が好きではなく、体調不良を感じていながらの結果が急な死だったそうだ。大切な人を急に失うことは、周囲の方々にとってもなかなかにつらい出来事だろう。
個人の健康に対する意識・リテラシーだけでなく、まちが、鞆の浦が元気に過ごせるようになっていくにはどうしたらいいんだろうか。ちなみに、鞆の浦は超高齢社会の先端をゆく。2020年高齢化率は48%、75歳以上が30%を占める。そんな鞆の浦で、みなが支え合いながら元気に過ごしていける可能性はないだろうか?そのためにも「鞆の浦のことをもっと知ろう!」。そう思って動き出した。
地域を知るためのツール”地域診断”
地域診断って聞いたことがあるだろうか。知っている人の多くは医療従事者だったり、公衆衛生に興味関心があるものではないだろうか。地域に関する情報を系統的に集める方法としてCommunity as partner modelなどがある。
家庭医ちひろちゃんは鞆の浦学園の学校医も務める。ふと思いついた。鞆の浦に関する情報をこどもたちと一緒に集めていくこと・地域診断に取り組むことができれば、こどもたちから鞆の浦というまちに・健康に、寄与する眼差し・関わりを生んでいくことができるのはではないだろうか。
「近い将来、自分自身の心身に興味を持ってほしい。遠い将来、自分たちの健康を自分たちで守れるようになってほしい!」そんな想いをもって、ある日ちひろちゃんは僕の前に現れた。
ちひろちゃん:鞆の浦で、こども主体の地域診断をしたいんです!理学療法士で医療や介護に関わりながらワークショップを作れる人がいるって聴いてます!一緒にやりませんか?
そんなことを話された気がしている。スライドも見せてもらった。
熱に圧倒されながら、毎週のように定例のミーティングがスタートした。僕は大人を対象とした組織開発やチームビルディングなど人と人の関係性構築系のワークショップを得意としている。こども向けのワークショップを作るのには、少し不安があったので、青山学院大学大学院ワークショップデザイナー育成プログラムの同期、ちあさんに声をかけた。ちあさんはNPOマナビエルの代表理事として、ワークショップを通して「自分らしい言葉」で表現する場を提供している。そしてその対象の多くは、こどもである。
鞆の浦という場所で、こどもたちとはじめる地域診断!
ちひろちゃんが学校医を務める福山市立鞆の浦学園には「鞆学」という授業がある。
こども主体の地域診断プロジェクトは鞆学にピッタリだ!そう思って、ワークショップデザインに取り掛かった。鞆の浦で、鞆の浦学園で、鞆学でワークショップができる!大事にしたことは、鞆学のコンセプトに則り、健康に対する眼差し・視点を広げてもらうこと。地域の人と出会って、まちの情報を集めること。集めた情報を分類、分析し、課題を見つけること。解決のためのアクションをプランを立案すること。
第1話「健康ってなんだろな?」オンラインワークショップ
第2話「まちの高齢者にインタビュー」第3話「健康カードから、何ができるか考えてみる」につながるための前提知識の共有を目的としたワーク設計とした。
第2話「まちの高齢者にインタビュー」(現地:鞆の浦)
地域診断というものの、地域にはどのような方がお住まいで、その方はどのようなお困りごとを抱えているのでしょうか。インタビュー方法を練習し、いざ、まちに繰り出します。
第3話「健康カードを作ろう!」(現地:鞆の浦)
第2話「まちの高齢者にインタビュー」から地域の健康課題を掘り起こし、子どもたちがジブンゴトとしての関わり方を模索します。インタビュー内容の棚卸しから始めましたが、子どもたちの記憶力に度肝を抜かれる体験でした!
2023年7月鞆の浦で学ぶ「地域医療プログラム」としてバージョンアップ! 参加者募集中(2023.5.1~2023.5.31)
2022年に実施させていただき、鞆の浦学園の先生方を中心に多くのお褒めの言葉をいただいた。医療や介護、福祉に従事する方々にとって、地域の声をありのままに受け取るということ、また、現場で感じている課題を自分たちに閉じず、地域住民と共に考えていくことは、これからの世に確実に必要になるだろう。これからも続けていきたい、そう思って2023年は「地域医療プログラム」として実施します。
興味ある方は声をかけてくださいね。
小学生とまちに出て行うフィールドワークに興味のある学校関係者や地方自治体の方
医療や介護の現場で働きながら、地域での活動に取り組みたい方
3日間プログラムのダイジェストムービー
最後に、2022年のプロジェクトの応援団(協賛企業)たちにSpecial Thanksを。2023年に地域医療プログラムとしてバージョンアップできるのも、はじめての試みを応援してくださった方々がいらっしゃったらからにほかなりません。本当にありがとうございました。
五洋医療器株式会社
ヘルスケアSHIP
株式会社Flow Organize
エピローグコンサルティング株式会社
合同会社ろいやるはうすマーケティング
藤井病院
協力してくださった方々にもSpecial Thanksを!
サポートありがとうございます。 あなたのそのお気持ちのおかげでnoteを続けてこれました。 去年は1年で120本…みなさんのおかげです。これからも誰かに届く文章をかいていきたいです。