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心理的安全性を体現した人に自ずと集まる情報や相談

どうも、まさまさです。僕が働かせていただいている組織に、尊敬する人がいてるんやけど、その人の振る舞いから学ぶことが多いなぁと思ったんで、「心理的安全性」の面から書いてみようと思う。

肩書きや立場が情報や相談事を集めるわけじゃなく、その方の振る舞いが、それを集めると感じる。

心理的安全性とは

心理的安全性のつくりかたにはこう書かれている。

心理的安全性とは、組織やチーム全体の成果に向けた率直な意見、素朴な質問、そして違和感の指摘が、いつでも、誰もが気兼ねなく言えること。

チームの心理的安全性とは、チームの中で対人関係におけるリスクをとっても大丈夫だ、というチームメンバーに共有される信念のこと」

ちなみに、対人関係におけるリスクとは
「無知」「無能」「邪魔」「否定的」だと思われることだと、エドモンドソン教授は整理している。

日本の組織で、心理的安全性が感じられるには①話しやすさ②助け合い③挑戦④新奇歓迎の4つの因子が重要だと言われいる。

心理的安全性のつくり方

これに沿って、尊敬する方の行動を見る。

①話しやすさ

ネガティブな報告をしても怒られたことはない。課題に関しては、共に解決しようとしてくれる。自分が問題を起こした張本人であっても、僕を咎めることなく起きた問題だけを見つめて、共に解決しようとしてくれる、その姿勢が、話しかけやすさを積み重ねるし、チームである感覚を生むし、ミスの報告もちょっとだけ気が楽だ。

ポジティブな話題は、いつも面白そうに聴いてくれる。時々「これ、君のやりたいことに近いんじゃ?」と誘ってくれたり提案してくれる。

こういう嬉しい体験の積み重ねが話しやすいハードルを下げ、いつもその人に話しが集まっていく。ちょっと頼みにくそうなめんどくさい仕事や作業が頼まれているのは、いつだってその人だ(良くも悪くも)。

②助け合い

その人は、たぶんびっくりするくらい忙しい人だと思う。でも、なにかを投げ出すことはほぼ見たことがない。トラブル含め、何が起きても、迅速かつ確実に対応する姿勢を見せる。

おそらく、あの問題・課題はどうなったっけ?、とひとつずつ掘り下げていくとその人が片付けたものが圧倒的に多いのではなかろうか。

一方で、忘れていることも多いが、①話しやすさが功を奏す。

誰がやってもいいようなタスクに注目したときにもその人がやっていることがままある。洗い物とか台拭きとか制服の洗濯とか…誰の仕事とも決まっていないタスクたち。効率や生産性を考えるとコストセンターと呼ばれる人がやるものかもしれないし、時給や給与が低い順にやる方がいいのかもしれない。でも、びっくりするくらい忙しいであろうその人は、誰がやってもいいようなタスクもみんなと同様にやっている。自分の責任範囲を越えて、手を動かす姿勢が「助け合い」を感じる。

③挑戦

この因子はその人を象徴するものかと思うほど、いつも、模索・実験・試行錯誤を繰り返している。そして、何より楽しそうだ。その人といると、前例の有無は関係なく、やってみることからスタートする。「非現実的じゃない?」と思っても、おもしろそう、とか、誰かのためになりそう、ではじまるプロジェクトが複数ある。

その人といると、無駄なブレーキがない、そんな風に感じる。

④新奇歓迎

新奇歓迎とは、メンバー一人一人がボトムアップに才能を輝かせ、多様な観点から社会・業界の変化を捉えて対応する際に重要で、人に焦点を当てた因子と言われる。

その人の行動を見ていると、否定から始まる言葉はほぼ聞かれない。この前やってみたいことをプレゼンテーションした際には「ありがとう。こういう動きはとってもいいよね!」と言われた。その人の中になかったかもしれない視点や考えであっても、まずは受けとめてくれる。

その人が、強くブレーキをかけることはほとんどない。クライアントに評価されないものだった際にやりなおせばいいし、やめればいい、と思っているのだろうか。なにが評価され受け容れてもらえる世の中かわからないから…と。

まとめ

日々の小さなことかもしれないが、その人の行動や言動に目を向けると、心理的安全性をつくっているであろう理由がなんとなくわかってくる。ほんとに些細なことだし、その行動に下心がないのもまた好感がもてる。心理的安全性は求めるものではなく、自らの行動によって作っていくものであると改めて感じさせられた。

最後に

心理的安全性については、下記の本で学ぶことができる。

また、組織の心理的安全性を高めようと考えているなら、こちらをおすすめする。管理職から組織の心理的安全性を高めていける研修だ。無料での組織診断と60分の面談がついているよ。


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