第21回 学校における生徒指導

建前

指導のねらい

生徒指導は学校の教育活動全体の中で機能するものであり、全教師が全生徒を対象とし、役割を分担して取り組むべきものであることを理解する。

指導内容

・生徒指導の基本的な性格
・生徒指導組織
・学校の生徒指導の努力目標

本音

Goくん

 「生徒指導とは何か」というテーマでディスカッションを行った。私の考えは、生徒が状況に応じて行動できるようにする、指導するという内容であり、生徒指導の狭義の部分になる。Sinちゃんの考えは、自己実現に向けた助言という広義の部分になる。どちらも間違いではないが、最も大きなねらいとして、生徒が未来を作っていく存在であり、生徒指導はそのための手段・手立てであることを忘れてはならない。この軸が固まることで生徒への対応のミスが減少する。さらに生徒それぞれの特徴を把握し、普段から学校のルール・授業のルールを明確にしておくことが重要であると感じた。

Sinちゃん

 「生徒指導」とは、広義には自己実現に向けた助言・指導であり,狭義には教育相談、特別支援、問題行動への指導等がある。生徒を「見る目」が大切であり、普段の生徒の様子について一挙手一投足を注視し、生徒たちの様子に関心を持っておく必要がある。講義では、「多面的」「多角的」「重層的」「複眼的」のことばについて話があった。生徒指導についての書籍・文献等にはこれらのことばが多く使われる。これらを使い分けられる感覚を私はもっていないが、意識的にことばを使い分けられるようにしたい。

私から

 ディスカッションの最後にも伝えましたが、私にとって「生徒指導」は、それが狭義であっても広義であってもあまりにも観点が多く、また限りなく広がる(「散らかる」のほうが近いかもしれませんが…)テーマです。だからこそこの分野については、意識を高く保って過ごしてきているつもりです。学校という現場にいる限り、生徒と接する場面は(間接的であっても)すべてOJTになり得ると言えます。当然、40歳を過ぎた私にとってもそれは同様です。失敗した場面や不安な場面だけでなく、うまくいった場面も含めて、何かあったら私にも共有させてください。論点や視点のひとつやふたつは提示することができるでしょうから。

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