第28回 生徒指導の実践と事例研究Ⅲ-交通安全-

建前

指導のねらい

安全教育の一環として交通安全に関することを取り上げ、生徒の発達の段階に即した指導の在り方を理解する。

指導内容

・交通安全教育の必要性
・自転車、バイク通学生の指導
・生徒の交通安全等の実態
・警察署、交通安全協会との連携

本音

Goくん

 運転行動には3つの要素がある。認知・判断・操作である。この中で認知が最も重要であり、誤ると事故に繋がる。「慣れ」から来る認知の甘さによって加害者にも被害者にもなる可能性が高くなる。講話で見たビデオは非常にリアルで、生徒にも危険性が伝わったと思う。自転車は自動車と同じ扱いであり、法律の扱いも重い。特にこれからの長期休暇は、普段よりも外出する機会が増えると予想される。この講話を当日だけのものではなく、生徒が継続的に意識できるよう声がけをしていきたい。

Sinちゃん

 GoくんとTTで,交通安全についてSST活動を行った。本校周辺の交差点や,スーパーマーケットの入口付近の様子の写真をもとに,危険予測を行った。時間が少なかったため,グループでの話し合いを深めることができなかった。18ⅡBでは自転車を利用して通学する生徒は少なかったが,交通安全について改めて考える良い機会であったと思う。

私から

 生徒に、もちろん卒業生であっても、交通事故で命を落とされるのは、この仕事をしていて、もっとも苦しいことの一つです。

 自分の高校時代を振り返ってもそうですが、重大に受け止めて交通安全教室に臨む生徒は多いとは言えないでしょう。このような場面での最低限の姿勢として、教員側が茶化すような取り組みをしないことだと思います。

 なお、SST活動に二人で工夫しながら準備し、取り組むことができたのは大きな経験になったのではないでしょうか。

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