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音楽も「〇〇80%:テクニック20%」

「音楽において売れる要素。 ○○80%:テクニック20%」
言ってしまえば「テクニック」は二の次、という考え方。
さて、8割を占める最も大事な要素は何でしょう?

もしこれを理解したら「ミュージシャン」のあなたの作品が大きく
変わるかもしれません。(すみません、書き方偉そうですね(^^;

パレートの法則、というのをご存じでしょうか。
物事は全て80:20の比率で構成される、という。
「売り上げの80%はトップ20%の人気商品だけで占める」みたいな。
経済を始め色んな場面で使われている考え方です。

この「80:20の法則」は色々なところに当てはまります。

例えば、私の職業である「営業」
よく営業が上手い人って「流れるようなトークで説明」というイメージ
があるかもしれませんが、そんな事もありません。
むしろ、「話が上手いのに売れない」営業もたくさんいるし、
一方で話ベタでもバンバン売る人がいます。

何で?? ですよね。

結論を言うと「姿勢」です。 


対象に対する「愛」「ワクワク」「アティテュード(向き合い方)」
「マインドセット(考え方)」「情熱」など色々含みます。
つまり、姿勢80%:テクニック20%」です。

これ、有名な公式なので知っている人には当たり前の事ですが、
昔の自分を含め、ちょっと信じられないのが普通だと思います。
普通は逆のバランスを考えますよね。

例えば、ミュージシャンであれば良い楽曲を生み出すために
「歌や楽器を練習したり」「音楽論を勉強したり」という
「テクニック向上」の努力が一般的だと思います。

ミュージシャンでも俳優でも思い出してください。
長く活動できている人っておそらくこの姿勢80:テクニック20の
パターンが多いはずです。

※これは決して「テクニック不要」論ではないです。
 80%の「姿勢」があってこそ、20%のテクニックが「活きる」という話。
 あくまで「優先順位」の話です。
 あと、「絶対テクニックの方が大事」という信念の方はそれでいいです。
 今回はあくまで先人が言って、私が共感している事なので。


それを改めて思い出させてくれたのがこの記事 ↓

雑誌「クーリエ・ジャポン」(2021年1月号)の特集
「今こそエンタメの力を信じたい」

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その中のマライア・キャリーのインタビューが印象的。

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マライア・キャリーはデビューした90年代に全盛期を迎えましたが、
その後音楽的な迷いやプライベートなどの問題で一時期低迷していましたが、ここへ来て再評価(特に通なリスナーに)されています。
(このnoteのマライア・キャリーの記事はこちら)

その再評価の要素はもちろん、音楽的なものもありますが、
それのベース、土台となっているのが彼女の「歌に対する姿勢」
だとこのインタビューを読んで改めて思いました。

やっぱりね、マライアって「歌が好き」なんですよ!
新旧関係なく凄いミュージシャンってそこに尽きます!
どうよこの「唄うの楽しい! みんな聴いて!」感。
「この地球全体が私のカラオケボックスなの」感!

たしか筋肉少女帯の大槻ケンヂさんが言ったような、、(以下意訳)
ローリング・ストーンズの凄いところは、何十年も前の曲を、さも今初めてお披露目するかのようなテンションで演るところ」


将棋の羽生善治氏の名言を思い出します。

「以前、私は、才能は一瞬のきらめきだと思っていた。しかし今は、十年とか二十年、三十年を同じ姿勢で、同じ情熱を傾けられることが才能だと思っている」

近年では、マライア・チルドレンのアリアナ・グランデにも
「歌うの大好き!! みんな喜んでくれる!」という姿勢を強く感じます。


よく「1stはよかったんだけど、2ndはイマイチだなー」
っていうアーティストが結構いませんか? 
その中でもよくあるのが「曲のバリエーションが増えた」(これ一番危険)「ギター・バンドがシンセを導入した」など「テクニック」に走るパターンをこれまで多く見てきました。
もちろん、ヒットする場合もありますが結構な割合で残念なパターンも少なくないです。

一方、大きな変化がなくても売れ続けるアーティストもいます。
「金太郎飴」状態と(敬意をこめて)言われます。

例えば「ラモーンズ

特に有名なのは「AC/DC」(キャリア約45年)

はっきり言ってこの2バンドより「テクニック」が上なバンドは
世界中に山ほどいると思います。
でも、彼らを超える事は非常に難しい! 偉大過ぎる。

彼らの曲をカヴァーしても、本家は超える事は非常に難しい。
何故か。 「姿勢」が根底から違うんです!

という訳で、何事もテクニックの前に「姿勢」が大事ですね。
という話でした。 
恐らくラーメン屋さんもそうだと思います(^^

表現者として
「どうやるか」はテクニック。
「どうあるか」は姿勢。
日本語だと1文字違うだけだが、それが大きな差になる。

姿勢80%:テクニック20%」


音楽、メンバー、ファン、家族全てへの姿勢が素晴らしいU2もお手本。


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