Bronski Beat / Smalltown Boy(1984 UK:3 US:48)
イングランド、ロンドンのトリオ。
80年代シンセ・ポップ・シーンで活躍
1984年アルバムデビュー。
【注目ポイント】
・ジミー・ソマーヴィルのファルセット・ボイス
・メンバー全員がゲイをカミング・アウト
・ダンサブルなシンセ・サウンド
まだ性的マイノリティの認知度が今より低い80年代前半。
ロンドンのマンション共同生活を送っていた3人で結成。
メンバー全員がゲイであることをカミング・アウトしたことや
歌詞の内容で色んな意味で注目を浴びました。
デビュー舞台も1983年ロンドンで初めて開催されたレズビアン&ゲイの祭典
「セプテンバー・イン・ピンク」ということからも立ち位置がわかります。
しかし、そういった性的な要素だけでなく何よりも注目を浴びたのは
ニュー・ウェイブとディスコを合体させたダンサブルなビートと
ジミー・ソマーヴィルの独特なファルセット・ボイスで音楽的にも
確実に地位を固めました。
1985年にJ・ソマーヴィルは人間関係から脱退してコミュナーズを結成。
最初のおすすめ曲はこれ。
Smalltown Boy(1984 UK:3 US:48)
1stアルバム「The Age of Consent(1984 UK:12 US:36)」収録のデビュー曲。
メンバーも参加したMVはゲイの少年が親元を離れる悲哀を描いておりメンバー全員が出演。
USではダンス・チャートで1位を獲得しているのは凄い実績。
第二次ブリティッシュ・インヴェイジョンの最中とはいえ、LGBT系の曲が
アメリカでここまでヒットするとは驚き。
他にも
Why?(1984 UK:6)
I Feel Love(1985 UK:3)
Hit That Perfect Beat(1985 UK:3):個人的には一番好きで何回聴いたことか。
などがおすすめ。
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