【よるあま】夜な夜な

僕の場合はそれが20歳ごろからのクラブ界隈になるのだが、それはそれはたくさんの友人たちと、たくさんの夜を過ごしてきた。

年上のお兄さんお姉さんたちともどんどん知り合えるエキサイティングな日々。

今思うと
昼は立派な、というかこんなところに遊びに来るようなイメージの無い、お堅い職業の人も多かった。

年齢や職業、国籍を問わず仲良くなれるのは、夜が持つ特有の魅力だと思う。

その世界の中で店長という役割をさせてもらって、さらに多くの友人ができ、その中で様々なことを経験したり話したりしたことが、千年夜市の基礎となるのだがそれはまた改めて。

では
昼にはなかなかそうはならないのに対し
夜にはなぜそれが起こるのだろうか。

その世界の中には酒を飲めない人ももちろんいたし、音楽が共通言語ではあったのだが、それだけでは無いだろう。

酒を飲まない国や地域ではどうなのだろうか。
キーワードは酒なのか、夜なのか。

夜な夜な集まる。
という言葉の響きのように

夜という世界の人間関係には
ある種の秘め事をしているような、まるで共犯者となるような、高揚と安心が生まれることだけは確信している。

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