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洋風蒸しナスのミートソース詰め

 野菜の肉詰めというと、洋風ではオーブンを使うことがほとんどです。使う油の量も多くなりがちです。油っこい料理が苦手だとか、ちょっと重たすぎると感じるときは敬遠してしまうことも多いのではないでしょうか。そんな人、そんなときには蒸してみるというのはどうでしょうか。アジアでは野菜や肉などを詰めた野菜を蒸すことが多いですね。蒸すと油を使う量を減らすことができ、あっさりと仕上がります。それならば洋風の料理でも蒸せばいいじゃないかと思うわけです。それがこの料理。ナスを縦に切り目を入れて詰め物をするというアイデアはトルコの料理からヒントを得ました。
 今回はジャスミンライスで食べましたが、パスタやピラフといっしょに食べてもおいしいですよ。
 

材料
2人分
蒸し茄子
イタリアンナス(日本のナスなら4個):2個/玉ネギ:小1/2個/セロリ:1/4本/ニンニク:1粒/赤パプリカ:1/2個/トマト:1/2個/パセリみじん切り:大さじ1/サラダ油:適宜/オリーブ油:大さじ1/豚または牛挽肉:300g/トマトペースト:大さじ1/ピザ用チーズ:適宜/塩コショウ:適宜
 
ソース
トマト:1/2個/玉ネギ:小1/2個/ニンニク:1粒/トマトペースト:大さじ1/オリーブ油:大さじ1/チキンまたは野菜スープ(コンソメやブイヨンを使ってOK):200ml/塩コショウ:適宜/パセリみじん切り:適宜:
 

作り方
1.蒸し器に水をたっぷり入れて沸騰させます。
蒸し茄子材料の下処理をします。ナスにそれぞれ縦に切れ目を中央に入れます。突き抜けないように注意。玉ネギ、セロリ、ニンニクはみじん切り、パプリカは小さく刻みます。トマトはおろし金でおろします。パプリカとトマトはそれぞれ別の器に取っておきます。
2.ソースの下処理をします。トマト、玉ネギ、ニンニクをおろし金でおろして同じボウルに入れます。トマトペーストをボウルに加えてよく混ぜます。
3.ナス全体にサラダ油を塗り、切れ目を上にして蒸し器で少し柔らかくなるまで蒸します。蒸し過ぎると後の作業が難しくなるので、まだ張りがある程度にとどめます。ナスの大きさによって蒸し時間が異なります。日本のナスの倍くらいの太さがあるイタリアンナスの場合は8~10分くらいです。蒸したら蒸し器から出して少し冷まします。蒸し器はそのまま沸騰させておきます。
4.ナスを蒸している間にナスに詰めるミートソースを調理します。フライパンでオリーブ油を熱し、挽肉を加えてパラパラになるまで炒めたら中火にして玉ネギ、セロリ、ニンニクを加えて玉ネギが透き通るまで炒めます。パプリカを加えて2分くらい炒めたらすり下ろしたトマト、トマトペーストを加えて混ぜ、水分がほぼなくなるまで炒めて塩とコショウで味を調えたら火を止めて、パセリを加えて混ぜます。
5.両手にスプーンかフォークを持ち、ナスの切れ目に差し込んで切れ目をできるだけ大きく開きます。開いたらそこにプライパンのミートソースをぎっしり詰めます。詰めたらその上にチーズを散らし、蒸し器に戻してナスが柔らかくなるまで蒸します。アスパラガスやズッキーニなど野菜を添える場合はこの時にいっしょに蒸してください。
6.蒸している間にソースを作ります。ソースパンあるいはフライパンでオリーブ油を熱し、トマトミックスを加えて沸騰させます。沸騰したらスープを加えてちょうどいい濃度になるまで中火で煮込みます。スプーンですくってまだサラサラと落ちるくらいがいいと思います。最後に塩とコショウで味を調えます。
7.皿にソースを敷き、その上にナスと他に野菜を蒸している場合はその野菜を置きます。最後にパセリを散らします。

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