プロ野球開幕戦!注目選手と投手の打撃について

プロ野球が開幕!開幕戦は波乱の展開に

昨日、待ちに待ったプロ野球が開幕いたしました。
約3ヶ月遅れの開幕ということで例年以上に特別感がありスポーツのありがたみをより感じることができました。

最近野球の投稿がどうしても多くなってしまいますが、僕自身が野球をやっていたこともありますし、スポーツニュースを改めて見てみると開幕の影響もあり、ここ2、3日は7から8割ほどが野球のニュースでした。
普段でも野球のニュースが4割から5割、サッカーのニュースが2から3割、ほぼ野球とサッカーで7割ほどのニュースを占めているに印象です。

つまりそれだけ野球は日本にとっての国民的スポーツであるわけです。

おそらく、シーズン中は特に野球の投稿も多めになってくると思います。

今日のテーマは大きく2つ

今日は、二つのトピックについて書いていきたいと思います。
一つ目は、今年個人的に注目している選手について。注目している選手は沢山いるのですが、せっかくなので投手一人野手一人ずつあげていきます。

二つ目は、昨日の試合で2本も飛び出した投手のホームランについて。基本的に打席に立つのはセリーグの投手のみですが、投手の打撃全般について少し書いてみたいと思います。
今日もよろしくお願いします。

圧倒的注目の投手

まず、今年の注目選手です。たくさん居すぎて非常に迷っているのですが、僕は特にどこのチームのファンというのはないのであえてここ数年あまりうまくいっていないチームから注目選手を選んでみたいと思います。
投手では、ルーキーですがヤクルトスワローズの奥川恭伸投手です。
正直、昨年甲子園で戦っていた星稜高校時代から、明らかにモノが違っていました。その完成度は、松坂大輔投手や田中将大投手、斎藤佑樹選手等を遥かに上回ると思います。
早速2軍での登板で、154 km投げ素晴らしいピッチングを披露したそうですが、彼の能力からすれば当然といえるのではないでしょうか。それくらい突出したものを持っている選手です。
正直言って、二軍で彼のプレーを見られる期間はわずかだと思います。今すぐ一軍に入ったとしても僕は15勝近く勝てるのではないかと考えています。

もちろん見出しになりやすいので彼はしばしば球速や奪三振などで評価をされることがあります。確かに彼の凄さは球速や奪三振率なども含めた総合力にあるのですが、何よりも秀でているのは実は彼のコントロールです。

野球においてコントロールがいいとはどういう意味なのか。
それは、ミットに百発百中で投げられる投手ではありません。
意図しないボールを投げないピッチャーが本当の意味でコントロールがいいピッチャーです。

少し説明すると、例えば2ストライク1ボールで投手有利なカウントです。この時、 キャッチャーからアウトコース低めの変化球のサインが出るとします。この時のコントロールの良さとは、ミットにばっちり行くことではなく、コースも高さも中に入らないことです。このタイミングでストライクを投げられないことは決してコントロールが悪いことではありません。ワンバウンドになっても、コースがボール球であってもいいのですが逆に、少し浮いて腰の高さや真ん中低めに投げてしまうこと、これがコントロールが良くないピッチャーです。

つまりコントロールの良し悪しとは、ミットへ何球投げられたか、ではなく場面に応じて意図したボールをどれだけ投げられるか、そのミスや逆球がどれだけ少ないか、ということなのです。

高校生の奥川投手は、この能力が抜群でした。何より、2ストライクからのアウトコースへはほとんどコントロールミスもなくビタビタに決まるのですが、逆球になるということは本当になかったように思います。そこが彼の本当の凄さなのだと僕は思っています。あれだけのボールが投げられて、あれだけのコントロールがあって、あれだけ自信を持って投げられれば勝てないはずがありません。チーム方針にもよりますが、 2軍にいたとしてもすぐに持て余すくらいの成績を残すのではないでしょうか。

近年、ヤクルトスワローズはなかなかうまくいっていないチームです。四十歳で開幕投手を務めた石川投手は本当に素晴らしい。しかし裏を返せば、40歳の開幕投手に任せるくらいの台所事情だということです。一つ不安材料があるとすれば、ヤクルトはここ数年、高卒ドラフト1位のピッチャーを大成させていません。
故障があったという理由ももちろんありますが、由規投手、増渕投手、高卒ではありませんが原樹理投手、寺島投手など、これからの人材も含め即戦力と思われた本格派投手がなかなか成績を収められていないというのが正直なところです。
スタッフ陣ももちろん入れ替わってはいますが、チームの中での土壌というのは不思議なもので、やはり生え抜きがどんどん成長していくチームもあるわけです。
西武ライオンズなどはその良い例かもしれません。その点だけは唯一の不安かもしれません。
ですが、彼のポテンシャル、そして能力から考えて奥川投手がすぐにチームを引っ張っていくくらいのピッチャーになることは間違いないでしょう。逆に言うと、彼がもし万が一活躍できないようなことになると、ヤクルトスワローズでは投手が育たない、と言われてしまいかねないでしょう。
しばらくは二軍での登板となるでしょうが、二軍でどんな成績を収めどういったタイミングで一軍に上がってくるのか、今年のうちに何試合くらい投げられるの彼はとても興味深いです。ということで今年一番の注目は奥川恭伸投手です。

今年こそ頼むぞ!の打者

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