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コアビリーフ
こんばんは。今日もお疲れ様です。
以前、アンガーマネジメント研修を実施した際に取り上げた内容である「コアビリーフ」について。
コアビリーフというのは、 「~べき」という表現に象徴されるその人の中にある価値観のこと。 自分が大切 にしていること、心地よいこと、期待していること、とも言える。 コアビリーフは その人が育った環境の中で形成されるが、潜在意識の奥にあり、自分でも自身 のコアビリーフに気がついてないことが多いと言われている。
アンガーマネジメントでは、イライラ、怒りの原因はこの「〜べき」にあって、「○○するべき」、「○○するべきではない」の“べき”は、自分の願望、希望、欲求を表わし、私たちが怒る原因にもなっている言葉であるとした。
日常生活や仕事において、私たちが怒る理由は、自分が信じている“べき”を目の前で裏切られたからなのである。
お年寄りは敬うべき
ルールは守るべき
正しい言葉を使用するべき
時間は守るべき
正直であるべき
こう考えるとこだわりや自身の強い価値観を見える化することで潜在的な考えにも気づくことができるように感じた。
ちなみにアンガーマネジメント協会のHPにはこう書いてある。
◆“べき”の良し悪し
“べき”の扱いが難しいのは、どのような“べき”でも本人にとっては正解だということです。
誰がどんな“べき”を信じていても自由ですし、“べき”に不正解はありません。
一般的には疑問を抱く“べき”でも、本人がそう思えば、本人にとっては正解となります。ただし、その“べき”を信じることで、日常生活や仕事に支障をきたしたり、イライラしたり、頻繁に怒ることがあるのであれば、その“べき”は見なおしたほうがよいのかもしれません。
◆「べきログ」で自分の“べき”を見える化
「べきログ」は、自分にとっての決まり事や、自分がよく使用する「○○であるべき」を書き出すアンガーマネジメント・テクニックです。自分のこだわりや譲れない価値観を知り、怒りの元となる状況を客観的に把握できます。
◆「べきログ」の効果
家族やカップル、職場の仲間にも「べきログ」を書いてもらうことで、他人の“べき”を知ることができ、自分の“べき”が、独善的な「マイ・ルール」かどうかわかります。
日常生活や仕事をするうえで、お互いの“べき”を知ることは、不毛な怒りを持たずに済み、相手を怒らせてしまう「地雷を踏む」行動の対策になります。
一方でコアビリーフは、ポジティブなものもあれば、ネガティブなものもあります。ポジティブなコアビリーフは、自尊心や自己効力感を高め、挑戦に対する積極的な姿勢を促進します。たとえば、「私は価値のある人間だ」「努力は報われるものだ」という信念は、困難な状況に直面しても前向きに取り組む動機付けとなってくれる。
その反面、ネガティブなコアビリーフは不安や自己否定、失敗への恐怖を引き起こす原因ともなる。
たとえば、「私は無価値だ」「きっとうまくいかない」という信念は、挑戦を避ける原因となり、自己実現を妨げてしまう。
これらのネガティブなコアビリーフは、しばしば過去のトラウマや批判的な親、先生、交友関係の影響によって形成されるそうだ。
思い返せば、大学1年次の履修科目で「心理学」を専攻しており、この話を聴いたことを思い出したのはついさっきのこと。。。
コアビリーフの重要なポイントは、ネガティブなコアビリーフを認識しそれをポジティブなものに変えることだ。
アファメーション(肯定的な自己言及)やビジュアライゼーション(視覚化)などのテクニックは、ポジティブなコアビリーフを強化するためによく用い
られる。
アファメーションに関して言えば、鏡に映る自身に対して自己暗示的にポジティブな言葉を訴えかけることで効果を発揮すると以前、本で読んだ記憶もある。
コアビリーフを知ることで救われたと感じたのは「みんなに好かれないといけない」という勝手な固定概念がら逃れられたことだ。
アンガーマネジメントを理解することで、誰からも好かれるようになるんじゃなくて、自分が付き合いたい人とはより上手に付き合い、そうでない人とはストレスなく付き合えるようにしようと思えた。
そう考えると自分自身を窮屈にさせたり、視野を狭くしてしまったりしている時ほど自分自身に原因があるのだろう。
改めて、自分にも他人にもおおらかであろうと気づかされた、良い学びを得られた今日この頃なのである。
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