Slackのtimesのメリット・ デメリットについて改めて考えてみる
Peer Lodge代表の斎藤です。「キクカチ」という社内の情報共有MTGを削減する社内音声SNSを開発しております。
今回は、Slackのtimesについて調べてみたメモです。
参照した記事
以下の記事やTwitter検索、実際にtimesを導入している方へのインタビューなどを参照し、こちらの記事をまとめてみました。
Slackのtimesとは何か
timesは、社内Twitterと例えられたりします。
Slackでメンバーごとのチャンネルをつくり、そこにTwitter的に自分の好きなタイミングで投稿して、誰か見た人がリアクションをくれたりする、というものです。
「分報」「timeline」などのようにも呼ばれたりするようです。
timesの使い道・目的
・自分用のメモ
・気になる記事のブックマーク
・困っていることを投稿することで、ゆるやかに協力を求める
上記などを自分向けに投稿しながら、ゆるやかにチーム内でシェアすることが主な使い方かと思います。
timesのメリット
・心理的に気軽に投稿できる
・個人の学びがチームの学びになる
・誰がどんな業務をしているのかが分かる
・困っていたら誰かが助けてくれる
色々記事を見ていくと、上記などが主なメリットとして挙げられるようです。
timesのデメリット
①疲弊や時間の浪費
・メンバーが多いと見るのに時間がかかる
・メンバーが多いと通知が増える
・チャットしすぎで業務の妨げになる
・メンバーによってリアクションの数が異なったりするため、他人と比べてしまうことによる疲弊感が生まれる
②チャンネルへの参加が任意なので情報がクローズドになる
上記のようなデメリットもあるようです。
常時接続ゆえの疲弊や時間の浪費、他人と比べてしまうことへの疲弊などは、通常のSNS疲れと近しい概念なのかもしれません。
任意参加による情報のクローズド化などは、改善の余地がありそうです。
timesがあることで生まれる効果
企業の利益という観点で見ると、どのような効果があるのだろうか、ということを考えてみました。
離職防止などにはほぼ影響しなそうな気がしていますが、生産性向上には繋がっていそうです。
<timesのメリット>
・心理的に気軽に投稿できる
・個人の学びがチームの学びになる
・誰がどんな業務をしているのかが分かる
・困っていたら誰かが助けてくれる
メリットとして挙げた上記によって生産性が高まりそうなことを考えてみると、
・心理的な負担感なく困っていることが解決し、仕事が進みやすくなる
・インプットしたことをチームで共有することで、インプット量が増える
・相手のことを知ってコミュニケーションを取りやすくなる
・部署を跨いだコラボレーションが生まれやすくなる
このあたりには効果を発揮しそうです。具体的に効果を数字で表すのは難しそうな気がしますが...
timesが有料プランだったとしたら、企業は導入するのだろうか?ということは考えてみたいテーマです。
Slackにお金を払っていてtimesチャンネル作成自体は無料だから行っていて、timesに個別にお金を払うイメージはあまりないような気もします。
おわりに
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