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一長一短の島暮らし


 
 島暮らしについて少し掘り下げてご紹介してもよいのではないかとミカンハダニの防除作業を行いながら考えにふけている私は地域おこし協力隊として三原市にある佐木島で柑橘栽培を主に行っている柴田將志と申します。
 
 山間部や島嶼部等の小さな地域社会に身を置くことに理想的なイメージを持たれる方もいれば、その反対もあるわけで前者について例を挙げるのであれば「のどかな生活」、後者については「人間関係」などが皆様思いつくところです。これらはどこにいようと付属するもので要は考え様と結論づけてしまえば、あまり丁寧な言い回しではないので佐木島での暮らしについて私の所感を申し上げたいと思います。

 実状、密な人間関係がなく私のペースで活動を行っております。悪い意味で地域おこし協力隊で移住した私に関心を持たれていないため、幸い人間関係に苦慮しておりません。やはり背景に高齢者が多いということもあり他者に対し関心を持ちつつも干渉する余地が無いと言ってしまうと失礼にあたりますが、かつてのような相互扶助の関係が薄れた結果なのだろうと思慮いたします。他方でウチとソトの関係が内在し私自身がコミュニティーに深く足を踏み込んでいないのも理由に挙げられます。それゆえ、基本的には連絡があり都合が良ければ赴いて地域協力活動を行うというスタンスなので割と自身の活動に時間を充てられ釣り合いが取れているとも感じています。しかし自身の活動の時間を確保できる反面、情報が得づらいという欠点もあるので一長一短なわけで、「自分不器用ですから」と言って話を逸らそうか悩んでいるところであります。いかがでしたでしょうか。私が焼いたベーコンエピ。

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