基本的な英文履歴書の書き方
■英文履歴書の役割
英文履歴書は企業の求人募集に応募する際に提出し、面接のチャンスを得るために使用する書類です。
日系企業の求人に応募する際、最初に履歴書と職務経歴書の提出が求められますが、外資系企業や日系グローバル企業の求人に応募する際に提出するのが英文履歴書です。企業によっては和文の履歴書、職務経歴書に加えて英文履歴書を提出することもあり、採用プロセスでの選考に外国の方が加わる際や、英語力を評価する際に使用されます。
採用担当者があなたの経験、能力が企業の応募要件を満たしていると判断し、是非会って話を聞きたいと思うような、面接につながる内容を作成しましょう。書類選考に通った時点で、英文履歴書の役割は終わりです。
■英文履歴書の種類
英文履歴書はアメリカ式のレジュメ(Resume)と、イギリス式のCV(Curriculum Vitae)の2つに分かれます。
レジュメには性別、誕生日、国籍等の個人情報は必要ありませんが、CVには個人情報を記載します。
■英文履歴書のフォーマット
英文履歴書には下記の3タイプがあります。
Chronological Resume: 職歴と学歴を時系列に記載するスタイル
Functional Resume: ご自身のスキル、能力を中心に記載するスタイル
Combination Resume: 職歴要約を最初に記載し、職歴や学歴を時系列に記載するスタイル
■英文履歴書に記載する内容
クロノロジカルレジュメは時系列に職歴が記載されているので、職歴の全体像が分かりやすく、一般的に好まれます。こちらではオードソックスなクロノロジカルレジュメのフォーマットをご紹介します。
クロノロジカルレジュメに記載する内容は以下になります。
① CONTACT INFORMATION: ご自身の氏名、連絡先
② OBJECTIVE: 目的、希望職種
③ WORK EXPERIENCE: 職務経歴、業務実績、表彰実績
④ EDUCATION: 学歴
⑤ COMPUTER SKILLS: コンピュータースキル
⑥ LANGUAGES: 言語
⑦ CERTIFICATES: 免許・資格
■英文履歴書を作成するポイント
英文履歴書作成時のポイントは9つあります。
以下をチェック項目として自身の履歴書が正しいか見てみましょう。
・英文履歴書は2枚以内にシンプルにまとめる
・フォント(字体)、フォントサイズ、インデント、職歴の日付の記載を統一する
・応募する求人の募集要項に関連するご自身の資格や経験をすべて記載する
・専門用語や略語を避けて、分かりやい言葉で簡潔に文章を作成する
・職務経歴は最新の職歴から順に記載する
・単語の綴りや文法に間違いがないか確認する
・「a 」「the 」「I 」等の定冠詞、不定冠詞、人称代名詞等はできるだけ省略する
・数字はアラビア数字ですぐ見て分かりやすく記載する
・事実と異なる内容は記載しない
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?