転職エージェントと転職サイトはどう違うの？

■転職サイトとは
リクナビNEXTやマイナビ、エン転職、イーキャリアなど。

転職サイトを見ると、自分の希望に合った求人の検索ができ、その求人に対して詳しく内容（条件や仕事内容、会社のことなど）は掲載されており、自分が興味を持てば簡単に企業へ応募ができます。
事前に転職サイトへ登録しておいた自分の経験を企業に見てもらい、上手くいけば面接の案内が企業から送られてきます。
転職サイトは自分で求人案件を調べ、面接を受けていくスタイルです。
細かいサポートなどはありません。

■転職エージェントとは
転職エージェントとは転職についてのプロのキャリアアドバイザーが相談に乗ってくれ、さらに自分の希望に合った案件を紹介してくれるサービスです。
流れとしては転職エージェントに登録をし、キャリアアドバイザーと面談をします。
面談内容は自分の経験や転職理由を話し、現在の希望（仕事内容や条件など）を伝えます。
自分の希望に合った求人案件をいくつか紹介してくれ、応募したい企業へ転職エージェントから推薦をしてもらいます。
書類選考をする前に履歴書・職務経歴書のチェックもしてくれる企業が多いです。
面接が入れば面接の対策をしてもらい内定まで進むような流れになります。

■転職サイト・転職エージェントのメリットとデメリット
転職サイトと転職エージェントの違いを整理します。
まずそれぞれのメリットについて考えます。

【転職サイトのメリット】
・いつでも気軽に求人の検索ができる
・好きな企業にチャレンジができる
・企業の採用担当と直接やり取りができる
・画像などが載っていることが多いので、社風や雰囲気を掴みやすい
・企業から直接スカウトメールが届く

【転職エージェントのメリット】
・非公開求人がある
・企業の内情を教えてもらえる
・企業に合った面接の対策をしてくれる
・履歴書・職務経歴書の添削をしてくれる
・年収や入社日の交渉が可能
・キャリアパスについてのアドバイスをもられる

転職サイトと転職エージェントは利用する人の傾向にも向き不向きの違いがあります。

一つの理由として、企業が支払う費用にあります。
転職サイトと転職エージェントでは圧倒的の転職エージェントの方が費用が高くなります。
例えば20代で未経験者歓迎の採用を考えている企業が転職エージェントで高いお金を払って未経験者を採用するにはリスクが高すぎます。
リスクというのは採用した人が会社に貢献できる人材になるかどうかということと、すぐに辞めないかということです。

高いお金を払ってでも採用したい人は経験がある即戦力の人になるわけです。
第二新卒や20代でキャリアチェンジ（経験したことがない仕事を希望）を希望する場合は転職サイトがお勧めです。
事務の案件はどの層にも人気ですので、転職エージェントでなく転職サイトでも応募者を集めることができる理由から、費用の少ない転職サイトを利用する企業が多いです。
転職エージェントと転職サイトでは企業が支払う費用にも違いがあるわけです。

一方で転職エージェントは経験を活かして、ステップアップしていきたい人にお勧めです。
転職エージェントには非公開求人が多数あります。
自分の経験を活かして、今の仕事よりも活躍できる、会社や社会に貢献できる仕事を紹介してくれます。
さらに会社の内情まで細かく教えてくれるので、ミスマッチがなく転職を行うことが可能になります。
キャリアアップを真剣に考えている人は転職エージェントに登録することが良いでしょう。