経営における重要な意思決定について_前書き

今年は世界企業元年と位置付け、コロナ禍においても世界企業への自覚を深め実践を積み重ねる日々だ。

そこに至った背景を簡単に言えば、可能性を確信したことにある。たった一つのウイルスによって、これほどまでに世界が変わるならば、たった一人の人間からでも、世界を大きく変えることができる。その可能性を確信へと変える自己に至ることができたのは、僕がコロナという歴史的な出来事を丁寧に受け取り直した結果だ。

そんな中で、オランダ法人を設立し、欧州を拠点にアフリカや中米での事業展開を強化してきたが、後半にかけて、韓国法人、台湾法人、シンガポール法人なども設立する必要性が出てきた。

それに伴い、持ち株会社と事業会社をわけた経営管理を実行する必要に迫られたとき、改めて持ち株会社、いわゆるホールディングスの本店をどこに置くのかという議論になる。

検討プロセスやテクニカルな内容を今ここで書くことは差し控えるが、役員を始めとし、様々な専門家の知恵を借りながら、今日までのおよそ2ヶ月ほどかけて検討に検討を重ねてきた。

そのなかで、決定に至った考え方について、関係各位とも共有したいので、ここに書き記しておきたい。

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