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現状維持=正解?

こんにちは、まさしです。
今回は「これまでの人生で1番勇気が必要だったこと」についてお話ししたいと思います。

勇気が必要なときといえば、好きな人に告白するとき、カミングアウトするときなど、様々なシーンがあると思います。

僕の過去1番勇気が必要だったことは、ずばり、会社を辞めるということを伝えるときでした。

なにせ伝えるまでに1年はかかったからです。

①なぜ勇気を出せなかったのか

勇気が出なかった理由をまず考えてみました。
背景としては、新卒で入社して3年半お世話になった会社でした。
以前のnoteでもお話をしましたが、この会社でNo.1になり、主任に昇格、岡山支店教育事業部のトップもさせてもらったりと様々な経験をさせてもらいました。
この会社で色んなことを勉強させてもらいお世話になったので、いざ辞めようと思っても恩があるのでなかなか言い出せない自分がいました。

ここまでお世話になって売れるように育ててもらったのは間違いなくこの会社のお陰でした。
他の会社に入っていたら今の自分はいないと思うし、今でも入社できたことは良かったと心の底から思います。
だからこそ裏切るようなことをするのがとても歯痒い思いでいっぱいでした。

②なぜ勇気を出すことができたか

そうは言っても辞めたいという思いがあったのでまずは頭で理解することから始めました。

そもそもなぜそこまでお世話になったのに辞めたいのかということについてです。

今の会社に対して不満はほとんどありませんでした。

ただ、自分が求めていることと比較した時に、今の環境よりも別の環境に行く方が、より自分の理想に近付くと感じたので、環境を変えたいと思ったことが辞めたい理由の大きな部分でした。

では、どんなことを求めていたかというと、単純により広い知識、経験、人、場所に触れたいということでした。

確かに、今という安心な場所に居続けることの方がリスクはないかもしれません。
無理に転職をしようとして今より環境が悪くなる可能性も十分あります。
よくない上司がいるかもしれません。残業が多くて大変な仕事になるかもしれません。

しかし、
今のまま何も変わり映えのない毎日が過ぎて行く人生が果たして楽しい人生と言えるのか。
何も変わらない自分を何年後かに振り返ってみた時に後悔しないだろうか。

そう考えたとき、今のままの状態がずっと死ぬまで続くことの方がリスクに感じたのです。
俗に言う、やらなくて後悔するよりも、やって後悔した方がいいという状態でした。

さらに、会社側の目線で僕をみたとしても、会社に対して十分に利益は出してくれたのだから、社員が結果を出した上で羽ばたきたいというなら、裏切った!とは決して思わず、これから頑張れよ!と絶対に応援してくださるはずだ、と思いました。

そうして勇気を出せない理由がなくなり、勇気を出せる理由しか無くなったとき、前に進もうと決意したのでした。

そうなったら早く言いたくてたまらなくなり、本社から本部長が来られるタイミングに、本部長と支店長に辞めたいという意思を伝えました。
結果、2人からは僕が思っていた通り、ここまで頑張ってくれたのだからと「いいよ」という言葉を頂きました。

否定せずに受け入れてくださった上司の優しさにとても感謝の気持ちを感じ、色んな感情が溢れてきました。

③最後に

勇気を出せずに立ち止まっているときというのは、勇気を出したいという気持ちと、今の場所に留まっていたいという気持ちの葛藤で身動きが取れない状態になっています。
その状態が長く続くほど、だんだんと考えることすら嫌になってきてしまいます。
大切なことは両方の思いを大切にして、2つを天秤に掛けるのではなく、どちらも尊重した上で自分にとって最善の策は何かを考えることです。
まずは立ち止まって冷静に考えて正しい答えを導き出して頂ければと思います。


以上です。ここまで読んでいただきありがとうございました。

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