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なぜ、小池氏の再選確実なのか。

前回投稿した『堀江貴文さんの都知事選出馬について』は見事大外れとなりました。
山本氏が出馬表明したことにより堀江氏も出馬するだろうと、さっそく堀江氏の選挙戦略を書いたのですが、出馬しなくなったことによって丸々ボツになりました。

というわけで気を取り直して、今回は『なぜ、小池氏の再選確実なのか』をテーマにザックリ解説いたします。


東京都知事選の公示日を迎えて立候補者が確定しました。メンバーを見る限り小池百合子さんの再選確実です。

なぜかと言えば小池さんは現職です。首長選挙、いわゆる都道府県知事選挙、市区町村長選挙については現職が再度立候補していれば圧倒的に有利になります。

なぜ現職が有利かというと、有権者との関わりがあります。
首長は予算を決める権限があり、もちろん議会を通さないといけませんがどこに予算を割り振るか決めることができます。
当然、その予算が欲しい団体や業界は日頃よりあいさつ回り(ロビー活動)をしています。

もしこれが新しい首長になってしまったら、今まで予算を割り振ってくれていた業界団体の人たちは一から新しい首長と関係を築かなければならず、
最悪の場合、今までくれていた予算をカットしてしまう可能性もあるため、現職に引き続きやってほしいという団体が

一定層あり確実に投票してくれる組織票があるので、よほどダメダメなネガティブイメージになっていない限りは現職が当選します。


自民党も公認しないとしていますが事実上の権力者である二階幹事長が小池氏推しになるとの事になっております。実はこれが今回の見どころで、
実際に有権者となる自民党内の東京都議会議員の人たちは2017年の都議会議員選挙で小池旋風により
『都民ファーストの会』にほとんどの議席を奪われています。
そのため小池憎しとなっており、実際に東京都民の自民党員がどこまで小池氏に投票するかは全くの不透明となります。

単に都議会議員の数ではなく、都内の市区町村議会議員と応援団体、その家族なども含めるとかなりの数に上ります。
国会議員と地方議員では温度差があるため、どこまで小池支持を統率できるかがポイントとなります。

そうなると小池氏が都民ファーストの会を切り捨て、都議会議員選挙で自民党員の応援をすると公言すれば莫大な票数を得られると思いますが、そうなると都民ファーストの会から小池氏へのネガティブリークが発生する可能性があります。

というわけで、この都民ファーストの会と自民党都議会議員がどう動くかが注目となります。


また、本来であれば4年前の選挙の時に小池氏が発言した公約である7つのゼロを1件1件検証しなければならないのですが、おそらくやらないでしょう。
小池氏側に有能な参謀がいれば逆にそれすら利用する戦術を使うのでしょうが、おそらく今の小池陣営には黙らせる以外にやれることはないと思います。

なので圧倒的不利な新人候補者は前回選挙の公約とその検証が最大の戦術となります。
しかし批判一辺倒では小池氏の票は奪えても自分の支持が増えるわけではないため、しかもこの弱小対抗馬乱立状態では
死に票が増えるだけなので小池氏再選が確実という事です。


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