第二話予告 『愛子の日常』
愛子が4歳の時。
愛子はセントと初めてデートをした。
<中略>
その日は真夏の日差しが照らす夏日で、少し歩くだけでも汗が出てくるような日だった。
<中略>
愛子はセントと一緒に街中をぶらぶらと歩いて回った。
セントは愛子の好きなように歩かせた。
<中略>
20分ほど歩いただろうか。と言っても愛子の足で20分だから、そこまで遠くには行っていない。
<中略>
愛子は電信柱の前で急に立ち止まった。
しばらく待っていても電信柱と一体となっているかのように直立して動かなかった。
とうとう痺れを切らせたセントが、
「愛ちゃん何してるの?」
と聞くと、すぐに愛子は答えた。
「日陰で休んでるの。」
見ると電信柱の下から細長い陰が伸びていて、愛子はそこに体がうまく収まるように立っていた。
「たしかに日陰ではあるけれども、そこじゃあ休まらないでしょ!」
「じゃあ、カフェにでも行こうよ!」
<中略>
セントと愛子はカフェの中に入った。
「ここ涼しいねー」愛子は言った。
これは物語の一部です・・・
第二話では、愛子の成長する姿が描かれる予定です。
きっと何かほっこりするような物語が待っていることでしょう。是非お楽しみに。
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