チームビルディングで行ったバリューズカードが予想以上に良かった件
先日、チームメンバーが集まるオフサイトでバリューズカードというものをチームビルディングの時間にやりました。予想以上に発見と学びが多かったのでまとめておきたいと思います。
ルールは簡単。トランプのように5枚の価値観カードが配られ、プレイヤーは山から一枚引くか、捨てられた山から一枚取り出して、一枚を捨てるというシンプルなもの。
各プレイヤーの手札は見れないようになっていてどんなカードが残っているかは分かりません。ほとんどのカードは場に出ますが、一部、他のユーザーがずっと持っているカードは手札に入れられず、若干の運要素というかランダム性、相対性があり、何度かプレイしても楽しいものになりそうです。
今回の結果はこんな感じでした。
メンバーの結果
途中から、カードを切るときに、ツモぎり(麻雀用語ですが、、取った牌を切ること)か、手札から切ったかを宣言するようにしました。
手札の価値観より重要だと判断した選択の結果があったので、何かしらその人の特徴がわかるかなと思ってです。
面白かったのはニュアンスの違いで入れ替えるケース。
自分の場合、偶発性(セレンディピティ)を最終的に残しました。最初は混沌(カオス)だったのですが、イノベーションに変わり、セレンディピティに変わっていったのです。
自分の思考の中でこの3つは強い結びつきがあるものです。
イノベーションを起こしてみたい気持ちはずっとあります。MBAの頃、世界を変えるのはイノベーションだと、どうすれば起きるのか、たくさん議論しました。シュンペーターという学者が提唱しているイノベーション=新結合という定義が好きで、そのためにはカオスな環境が必要で、結合する瞬間がセレンディピティなのではないかとなんとなく考えていたんだと思います。
この3枚のカードを合わせてみることで、頭の中が整理されました。
イノベーションは、結果。
カオス は必要条件。
そしてセレンディピティが、結合する瞬間。
この中で自分が大切なのは結合する瞬間の視界が開ける瞬間だなと、プレイしている最中に綺麗に整理ができて、一人アハ体験していました。
やってみた感想として、ある程度周回数が必要になるのでくるのと、ランダム性を考えて4、5人がちょうどいいゲームのような気がします。
終わったあと、1人で他のメンバーの価値観を眺めて、これらの価値観がどういう基準で選ばれたのか、この五つの中でどれが特に重要そうか、価値観の中のグルーピングをしたりなど、残った5枚のカード以上に考えられる余地があることもわかりました。 捨てたカードの順番とか、麻雀で言う牌譜みたいなのが見れるともっと楽しい気もします。
かなり良い発見とセレンディピティがあるゲームなので、ぜひ皆さんもプレイしてみてください。
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体験談のnoteもたくさん。
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