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仏教に学ぶ生き方、考え方「拭き掃除」

 最近、心がけているものの一つに「拭き掃除」があります。

 本堂の掃除は「定期的」にしておりますが、ほとんどが「掃除機」による掃除です。

 確かにきれいにはなりますが、何か「うっすら」と残るものがあるのです。

 また経机や祭壇など、仏具や用品で「細々とした」ところは掃除機をかけることもできません。

 日差しが強くなってきて、外からの光が差し込むと、そういうところにうっすらと積もった「薄埃」が目立つのです。

 それを掃除するためにはやはり「拭き掃除」になります。

 と言っても本堂は広いので、毎日少しずつ区域を決めて「拭き掃除」をしております。

 きれいと思っていても、雑巾が「真っ黒」になることもあり、知らず知らずの間に埃が溜まっていたのだと実感しております。

 きっと心の中にも、知らず知らずの間に「疲れや怒りや妬み」といった様々な感情が埃のように溜まっているのかもしれません。

 それをしっかりと照らし、きれいに拭き取って「掃除」をすることも必要なのかもしれません。


☆今日の一句☆

いつの間に
    溜まるは埃
        ばかりなり

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