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ほとけさまのおしえ「草抜き」

 今日は天気もよくなり、朝から「手洗い洗濯と読経と掃除」をしておりました。

 この時期は桜をはじめ草木が芽吹き始めております。

 これでもかと剪定した柿の木も、その脇からちゃんと「若葉」を生やし始めております。

 この時期、知らぬうちに伸びているのが「境内の草」です。

 いつの間にか、蔓や茎を伸ばし花を咲かせております。

 そしてこれから「草抜きの毎日」が始まるのです。

 でも境内を見渡して草を「全部抜こう」と思うととたんにやる気をなくしてしまいます。

 なので、まずは手前の「三十センチ四方」の草を抜こうと思うことにしています。

 そしてそれが終わったら「また明日」抜こうと考えます。

 でも抜いているうちに三十センチ四方では収まらず、いつの間にか「広い範囲」を抜いております。

 何事もそうですが、大切なのは「まずは始める」ということです。

 「千里の道も一歩から」とは申しますが、一歩の積み重ねがやがて千里の距離を歩く「糧」になると思っております。

 ということは一歩を歩み始めるように、まずは「しゃがんで草を抜き始める」ことが大切なのです。

 そして全部抜かずに途中でやめても、それまで抜いていた自分を認め褒めていけばいいのです。

 仏教の「今ここに」の教えはまさしく、「まずは行動してみる」という教えでもあるのかと。

 そういう気持ちで草抜きを毎日の「ルーティン」に組み入れていきたいと思っております。


☆今日の一句☆

 今ここで
    千里の道に
        一歩踏む

 

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