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ほとけさまのおしえ「泳ぎながら想うこと」

 プールに通い始めて、「十一ヶ月」が経ちました。

 思えば先代である父親が「往生」して、ポッカリと空いた心を埋めるかのように始めた「プール通い」ですが、今では「日常生活の一部」になっております。

 でもよく考えると、泳ぐという行動は至って「単調」です。

 二十五メートルのプールを歩いたり泳いだりして「ひたすら往復している」だけです。

 なのですぐに「飽きるかもしれない」という不安がありました。

 でも今はその時間は「様々なことに想いを致す」ひとときになっております。

 クロールで泳ぎながら、頭に浮かぶ様々なことを考えるのです。

 以前、「泳ぐ距離を決めて計ろう」と試みたことがありました。

 「今日は一キロ泳ぐぞ!」と決めて、「二十五メートル✕四十回」を数えながら泳いだりしました。

 でもそう思うと、泳いでいる今はその「一過程」にしか思えなくなり、数字に囚われ、自由に想いを紡ぐことから離れてしまうのです。

 なので今は何も考えずに、今このとき「浮かんだり進んだり」する心地よさを感じながら泳いでおります。

 そうすることで、「自由に」想いをいたすことができております。

 きっと「行」とは、「行動しながら己の心を見つめていく」ことなのかなと感じております。

 そしてその気になれば、「いつでもどこでも」行を修めることができるのではと思い始めております。


☆今日の一句☆

 動きつつ
    心を見つめる
         心地よさ

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