仏教に学ぶ生き方、考え方「初詣に感じること」
今、本山に初詣に来ております。
「御影堂」(みえどう)や「如来堂」にお参りし、その後、「御廟」(ごびょう)にお参りしてきました。
正月三日ともなると人もまばらで、ゆったりと歩きながらお参りできました。
御廟への道で、いつも通るたびに思い出すことがあります。
以前お参りしたときに、たまたま「五条袈裟」のお坊さんとすれ違いました。
その時にこちらが道の角で待っていると、その方も止まり「どうぞお通りください」と道を譲っていただいたのです。
私もお坊さんではありますが、やはり衣と袈裟を着用した方を先にお通しするものだと思っていたので、思わぬ「牀座施」(しょうざせ)(※道や席を譲る布施)に感激したことを思い出すのです。
大切なのは、「人の命は儚い」ものですが、こういう「行為」、「心持ち」、「考え方」や「行動」はいつまでも「人の心」に残り、「受け継がれて」いくのですね。
そういう思いをたくさん「いただき」、また「手渡す」ことができたらいいなと、年の初めに想いを新たにしております。
☆今日の一句☆
仏教で
行(おこな)い想いを
受け渡そう
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