ほとけさまのおしえ「じっとしておる」
「南岸低気圧」の通過で、「関東甲信地方」に雪が積もりました。
普段「雪に慣れていない」地域ということもあり、交通機関の混乱を招きました。
そういうこの地域も「雪には慣れていない地域」ですので大渋滞になることもしばしばです。
小さいころは、雪が積もると「何日間」も家で過ごすことがありました。
庭で雪だるまを作ったり、テレビを観たり本を読んだりして、時間を持て余しながらも「じっとしていた」ものです。
そして一昔前の東北の山奥の集落では、「ひと冬」を家の中でじっとして過ごすこともあったのではないかなと想いを巡らすのです。
テレビもラジオもネットもない中で、ひと冬の長さはどれほどのものだったのでしょう。
でも逆にそういうものが「ない方がじっとしていられるのでは?」とも感じます。
そしてじっと耐えることで「見えてくるもの」もあるのかなと思っております。
禅宗を開いた「達磨大師」は「梁の武帝」との有名なやり取りの後で、少林寺の北側にある壁面に向かい、「九年間」座禅修行を続けたそうです。
じっとすることは、何も生み出さないようで、実はそこから「得るもの」は多いのではないかと思っております。
☆今日の一句☆
時として
じっとしておる
学びあり
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