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娘に自分の夢を託したのに叶わず。「おまえは寄生虫や」と言った毒母の話

私は子どもの頃…こういう風に書くとものすごーく感じ悪いんですけど(・∀・)…いわゆる優等生タイプだし勉強もできる子どもだったので、母的にもそのメリット(?)を享受していたようです。

実際、母がよく言ってました。

「小学校の頃はツーンとすまして、まわりを見下して私とは話もしなかったお母さんが、あんたが高校に入ってから、最近はニコニコ近づいてくるんで。お宅の娘さん、優秀なんですってね〜とか言って。まったく…急に態度変えてからなー

と、自分の手柄のように得意げでした。

一方、私は次々に悪いことやらかすし、宿題もろくにしない、勉強もイマイチ…という長男(!)を育ててきて分かったのです。

「宿題しろって言わなくても勝手に宿題する、成績もいい、勉強のできる子」の親はそりゃあもう楽ちんだろうし、先生からも怒られないし、「ほら、私の子どもは優秀でしょ」って、まわりに対してもさぞ気分よかろう、と(^_^;)

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どうやら、私、高校入試の時に成績が一番だったみたいで、新入生代表の挨拶をしたんですよ。入学前に高校に呼ばれて、挨拶の練習とかしたんですけど、

「なんで私が新入生代表なんですか?」

って先生に聞いたら、

「家が近いから」(←ほんとにそう言った)

って言われたので、でも私は、新入生挨拶とかめんどくさかったので「それならうちよりもっと家が近い友達知ってますよ、○○ちゃんって言うんですけど」って先生に教えたんですが、「いや、あんたでいいわ」って。

帰ってからその話をすると、母は「バカか、あんたが試験で一番やったけんに決まっちょんやろ」と。…そうなんだ(^_^;)

そういうこともあるし、高校では成績上位者は試験の時に順位を張り出されていました。私の成績がどれぐらいか、っていうのも他の人たちにわかるようになったので、まわりの“母を見る目”が変わったみたいなんですよね。

でも母が得意げにそういう話をするたびに、今だったら「あんたが威張ることじゃないよね」と思うけど、当時は一卵性親子だったこともありますし、母が喜ぶ=私も嬉しいという平和なwin-winだったのです

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早稲田に合格した時も母は喜んで「卒業したら、あんたはキャリアウーマンになるんやろうなー♪」とか言ってたし、当時は一緒によく法廷ドラマ(2時間もの)を見てたので「弁護士とかもいいんやねえんか♪」なんて話もしてました。

母も勉強はできたみたいなのですが、当時は時代的に大学まで行く女性は少なく、自分が果たせなかった夢と期待を私に過剰にかけていたんでしょう。

自分だって、時代が時代なら、大きな会社でバリバリ働いていたかもしれないのに!

自分だってそれぐらいの能力は十分あったのに!

自分はホントはこんなもんじゃないんだ!

そんな“能力を発揮できてないという不満”“専業主婦として経済的に自立してない不満”がずっと心の中にあったのかもしれません。なので、きっと娘には都会でバリバリ働くキャリアウーマンとして自立して欲しかったんだと思います。

でも、私はキャリアウーマンにはならず、イラストの仕事はしてましたが、それで食べていけるほどではなく、ほぼ専業主婦という選択をしました。

note_lineダーク

色々理由はあるんですけど、私は「会社で働くのは向いてないな」と思ってたし「家事嫌いじゃないし、専業主婦でいいなら専業主婦でいい」とも思ってたんですよね。

でも、その選択が母としては気に入らなかったのです。

ある時、東京に遊びに来た母に言われました、

「あんたの生き方ってさー、寄生虫やな」

・・・・・・・。

一瞬、何を言ってるのかわかりませんでした。専業主婦=寄生虫ってこと???

「なあ、自分で寄生虫みたいと思わんの?」

・・・・・・・。

なんで、この人は自分の子どもにそんなこと言うんだろう? 


確かに、そう言われれば、自分1人で生活できるだけのお金を稼いでいないという意味では寄生虫…というのは間違いではないかもしれない。でも、あなただってずっと専業主婦なんだから同じ寄生虫じゃないのか?

「せっかくいい大学まで行ったのに」

・・・・・・。

私が絶句している間に、追い打ちまでかけてきます。

当時の気分的には、完全に竈門炭治郎くんのコレ↓ですよ。

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まあ、今、好意的に振り返ると、母自身が悔しかったんでしょうね。

せっかく高校までは順調に、勉強のできるいい子で育ってきて、いい大学にも入った。大学出たらてっきり立派なキャリアウーマン(←ちなみに、これって死語なのかな?)になるだろうと期待してたら、自分と同じ専業主婦になっている。母としてはすごく不満だったんだろうな、とは思います。

でも、私の人生はあなたのものじゃないよ。

note_lineダーク

この「一卵性親子終了事件」があった時から、母とは精神的に距離をとってましたが、さらに「あんたは寄生虫」とか言われて、ますます「ああ、この人はダメだ…」と思うようになりました。

血がつながってるから、かろうじて関係保ってるけど、友達だったらとっくに友達やめるレベルーー❗❗❗ いや、そもそも友達にもならないレベルーー❗❗❗

でも、自分の親をそういう風に見るのってツライんですよねぇ。しかも、小さい頃は、自分の中では絶対的な正義、神のような存在だったのに…。あーあ、こんな人だったのか、とガッカリするのは、友達にガッカリするのとはレベルが違う…。いや、ガッカリじゃない。ただただ、悲しい。

でも、母がこういう悲しいことを言うたびに、“まさりはまた一つ大人になった”みたいなイメージっていうんですかね?? 私も「母はヒドイ。悲しい、オヨヨヨヨ…」とメソメソするような性格ではありません。転んでもタダでは起きない性格なので、そっちがそうなら、私だって母の毒も反面教師的に吸収していくからな、んがーーーー!!っていう感じなのです。

まあ、なにしろ激しい母娘ですよね(・∀・)

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