ボクは貞子のことが忘れられない

次男ハルキ。宿題とお手伝いをササッと済ませると、夏の友の計画では自由時間なのですが、

「貞子の映画を見てみたい」

と、リクエストが。

朝っぱらから「リング」ですか…(･∀･)

どうして「貞子の映画」を見たくなったかというと、貞子が井戸とかテレビとか出てくるパロディってYouTubeとかでもよく見るので、一度本物の貞子を見てみたいっていうのと、同級生が「私、貞子の映画を見たよ！」と言ってたので、自分も見てみたい、と。

なるほど。

でも「リング」って、すごーーく怖い映画だけどいいの？　一応確認したのですが、ボクは怖いの平気だから大丈夫！と言ってます。
まあ、確かに「進撃の巨人」とか「鬼滅の刃」とかも、全然怖がらず見てるし、貞子も案外平気かもしれないねー、と思って、一緒に見始めたのでした。

真田広之さん、松嶋菜々子さん、若い！　そして美しいー💕

で、私も久しぶりだったので全然覚えてなかったんですが、「リング」って、いきなり最初っからこんなに怖いんでしたっけ！？

んぎゃーーーー。こわいーーーー！
うどん、まんじゅう、ふらみんごーーー！！（母）
こわああーーーいい。
しゃけ、おかか、おにぎりーーーー！！（ハルキ）

（＊ちなみに「うどん、まんじゅう、ふらみんご」「しゃけ、おかか、おにぎり」というのは、今感じてる感情から逃げるため、全然違うことを考えて気をそらす、フォーカスを別に向けるための我が家のライフハック的な呪文です）

そんな感じで、恐怖のシーンでは、自分の目とハルキの目を押さえながら見てたのですが、30分もしないうちに、ハルキが、

「ボ、ボク…ちょっと“あつ森”しながら、貞子見るわ」

貞子に一点集中して見ると恐怖に耐えられないので、気分的には“あつ森”をメインにして、その向こう側で横目でチラチラ見ることにするそうです。

それでも、要所要所で、

ぎやあああーーー。
しゃけ、おかか、おにぎりいいーーーーー。

と、大騒ぎ。

見終わっても、

「もう…怖すぎるから、リングの続きは見なくていいわ。ボク、楽しい気分になりたいから“あつ森”がんばるわ！」

と、スイッチで“あつ森”を一生懸命にやってます。
必死に気をそらそうとしているハルキですが、ふと思いついたように、

「母ちゃん…貞子って…スイッチからは出てこないよね！？」

！！！！（ブッ）

ゴメン。ハルキには申し訳ないけど、スイッチから出てくる貞子を想像して吹き出しちゃいました。

出てこない、出てこない！　
スイッチからは貞子出てこないから、安心して遊んでなさい😅

あまりに怖がってるので「貞子は呪いのビデオテープから出てくるんでしょ？　うちにはビデオテープもビデオデッキもないから、貞子も出てこないんだよ」と、説明したら「そっかぁ」と、頭では納得したようですが、やっぱり怖さはなくならないみたいです。

そして、その日の夜から、

「怖くてトイレに行けない」
「怖くて一人でお風呂に入れない」

と、案の定、めんどくさいことになってしまいました😅…だよね。

トイレの外で待ってると、中から、

「ボクは貞子のことが忘れられないんだよお〜〜。
どうしたらいいんだろう〜〜」

！！！！（ブッ。2回目）

ごめん。日本語としては合ってる。合ってるし、言いたいことも分かる。でも、それだとねー、なんか貞子のことが好きなのに、振られて未練タラタラのハルキ、みたいなニュアンスになっちゃうかも。

…日本語って難しいね😅

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