![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/144919144/rectangle_large_type_2_1e1ffcf3b2546f35b483175608bf1f3e.jpeg?width=800)
梅雨の線香花火と自戒
線香花火を美しいと感じる。
多様な美しさを見分けることをやめて、ただ一言、エモいと言う。
現代人には(もちろん僕自身を含めての話ではあるが、大丈夫、たぶん君は含まれていないよ)、形容詞の語彙力が必要だ。
「今ここ」だけを褒めることの出来る言葉が見当たらないから、昨日にも明日にも、もっと言えば、見てないものにだって言える言葉を使ってしまう。
線香花火が美しいと感じた。
自戒。
僕は、それを目指してはいけないよ。
それは、今までの僕で、お前が1番なりたくないものだよ。
花火から少し距離を取った。
たった一本の蝋燭には、まだ火が付いている。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?