見出し画像

私にとってのチキンライス

 「チキンライス」という歌 知ってますか?

きっと冬になると 町から聞こえてくる曲です。

作詞はダウンタウン松本さん 

この歌を聞くたび 自分は切なくなる。涙がこみあげる

画像は「珍来」という中華料理のチェーン店

自宅近くにあって たまに行く外食は決まってそこに行った

裕福では決してない 4人家族は 予算を決めていました

4人で2500円

父は定食を頼みます。   800円

弟はラーメンを頼みます  450円

僕はみそらーめんです   550円

母がもやしソバ      550円

2350円

ただ、小学校も高学年になると 父の定食がおいしそうに見えるのです

食べてみたい もしくは餃子(350円)も食べたい

そうすると 予算がオーバーしてしまうわけです

こどもながら予算を考えみそらーめんを頼んでいました

わがままな子供でしたから 餃子を食べたいというようになりました

弟がみそらーめんを頼むようにもなりました

すると 母親は決まって ラーメンを頼むようになりました

たった100円の違いで食べたいものを食べられるはずなのに

母はそうはしませんでした

チキンライスを聞くと 決まってその思い出がよみがえります。

「すっぱい湯気がたちこめる たちこめる向こう 見えた笑顔が今も忘れられない」

そう思って母が好きなものを頼むのを我慢していたと思うと、今度は自分の番です。

子供と外食に行くときは 好きなものをできるだけ食べさせています

きっと 甘い親なんだろうな

もちろん母にも 好きなものを 買ってあげています


ちなみに自分は 初めてバイトしたお金で ラーメンと定食を一気に頼んでたいらげて 負けてもないのにリベンジした気になっていましたとさ


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?