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ぽっかり その1

 3月に入ってからの仕事、本当に忙しくなった。
夕方、自分の仕事をやろうとする時にはもうへろへろで、抜けもミスも多い。きっと、迷惑をかけている。ごめんなさい。
 昨日は卒業式。自分が赴任したと同時に入学してきた子たちが巣立っていきました。その子たちの入学式も、卒業式も両方出席できた経験は初めてでした。参列した5年生も担任した子たち。自分の関わった子たちが創り上げる「卒業式」は運営者の一人としても、非常に楽しみにしていました。「愛おしい」がたくさんありました。それを紹介します。
①会場
 会場の準備は前述の5年生が、担任の先生主導のもと、ほとんど準備してくださいました。人数的にはそれほど多くない学級だが、「自分たちはこれぐらいできるんだぞ」というところをアピールするがごとく、素早く、かつ丁寧に準備してくれました。以前担任した時は、あまり率先して動くような子たちではなかったので、その成長ぶりに驚かされました。
②卒業生
 主役です。もともと、感受性、反応のよい子たち。授業をしていても盛り上がりがあって楽しい。当時担任していた時「授業をする」のではなく「授業を共に創り上げる仲間」だと思っていました。
 そんな子たちの晴れ舞台、感動しないはずがありません。入場、証書授与、決意表明、別れのセレモニー etc…どれも素晴らしかったです。
 特に決意表明では、一人一人自分の言葉(決められたテンプレをなぞるようなことはせずに、という意味)で発表していました。伝えたい言葉は、受け取る人の心に響きます。本来、決意表明の後に拍手が起きる予定はありませんでしたが、参列している保護者の方々から自然と拍手が起こりました。「拍手せずにはいられない」発表ということが、どれだけ人の心を動かしたかという何よりの証拠だったと思います。途中で泣き出す子もいれば、練習と違った事を言う子もいて、練習に参加したことのある人しか分からないドラマがあったこともあり、当日の感動がさらに増しました。
③担任
 巣立つ子たちに向けて注ぐ愛情に心打たれました。もともと感受性豊かな子たちが、あそこまで感動していたのは、担任の愛情こもった関わりが欠かせなかったと思います。卒業式後、たくさんの子たちと保護者に囲まれている様子を見て、うらやましいと嫉妬するくらい、感謝を伝えられていました。でも、それだけ必死にやっていたはず。感謝されて然るべき。あいさつなどの規律を整備し、反面、笑いを絶やさない。緊張と緩和、正にお笑いの基礎ですね。
 もう一人、特別支援担当の先生も欠かせません。この方も、本当によく子どもと向き合ってくれました。優しい口調で寄り添う姿は、私自身にない魅力をもっていて、関わり方が勉強になりました。

~続きはまた今度~


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