見出し画像

「海外ニュースの見出しが分かりにくい…」というお悩みはこれで解決!

やあこんにちは。
まさぽん(a.k.a. 英会話の伝道師)だよ。

今日は海外ニュースの見出し(タイトル)に書かれた意味を、上手に読み解く方法をきみにお伝えするよ。

僕は普段、CNNやらNHKやらVOAやらの海外ニュースから世界の情報のヒントを得ているんだけど、けっこうあのサイトのタイトルって、何を意味してるのか、分かりにくいんだよね😅

"Japan to present reduction target by Thursday"

👆こんな感じのやつ。
(訳:日本は削減目標を木曜日までに提出することになる)

タイトル付けの特徴には、全部で「5パターン」あるので、英語の中級者以上は知っておくと便利なはずだよ。

ちなみに内容はこの本↓を参考にした📚

一般常識として、ニュース記事の構成は、見出し(Healline)→ 書き出し(Lead)→ 本文(Body)に大きく分かれている。

あんまり時間に余裕がなくて、英文記事を全部読んでられないって人は、ざっと見出しをチェックするだけでも、世界情勢がなんとなく分かるぜ。

というわけで、その見出しの読み方について5つのパターンを解説するね。

画像3

🌏 パターン①:過去形または現在完了形で表すところを現在形で述べる

"2 Quakes Jolt Tohoku"
(地震二度にわたり東北を襲う)

この英文はもともと、"2 earthquakes have jolted Tohoku in Japan" だったんだけど、英語圏の特徴として「既に分かっている情報はなるべく省略する」っていう常識があるので、現在完了形もしくは過去形を現在形で書いているわけだな。

かの3.11の大地震は、日本以外の各国で報道され、世界を震え上がらせた。

この見出しを読んだ英語圏の人々は、「あ、あの地震か・・・えっ、二度も!?😨」といった感じでさぞかし驚いたことだろう。

画像3

🌏 パターン②:推測可能なbe動詞・動詞・冠詞を省略してしまう

"Search On For Missing Schoolgirl"
(行方不明少女の捜索続く)

この英文は元をたどれば、"Search is on for the missing schoolgirl" という内容だったんだけど、be動詞や冠詞(the)が省略されているね。

英文は普通、SVとかSVCとかSVOみたいな五文型のどれかしらに当てはまるんだけど、ニュースの見出しってのは、なるべく簡潔に必要事項を伝える必要があるんで、わざわざ「文」にせず、「名詞句」で表したがる。

ちなみに「文」っていうのは主語と動詞の含まれた一連の英語のまとまりのことで、「句」っていうのは主語と動詞が含まれないものを指すよ。

画像3

🌏 パターン③:不定詞(to do)で未来や予定を表す

"U.S. President To Visit Tokyo May 2"
(米大統領、5月2日来日)

このパターンが一番よく使われるかも。

もともと不定詞って「未来」を表すニュアンスがあって、逆に動名詞(ing)は「過去」を表すって話を、きみもどこかで聞いたことがあると思う。

英語圏の人ってめんどくさがりなので、"U.S. President is going to visit Tokyo on May 2" とかわざわざ言わずに、不定詞 "to visit" だけで済ませるんだよなぁ。

ちなみに未来を表す英文法にはおよそ3種類(細かく分ければもっとたくさん)あって、それぞれニュアンスが異なるので、勉強してみるといいよ👍

画像3

🌏 パターン④:現在分詞(~ing)で未来や予定を表す

"Japanese Cars Selling Well"
(日本車、売れ行き順調)

お次は「現在分詞」で近未来を表す手法だ。

この見出しも元々は "Japanese cars are selling well" だったんだけど、be動詞が省略されて現在分詞の "ing" だけで進行形を表しているね。

現在進行形は、現在形と違って「確実な近未来」を表しているから、ingだけでもこういうことができてしまう。

ちなみに現在進行形のingは現在分詞ね。

また、sell wellで「よく売れる」っていう受け身の意味があるんだけど、英文法ではこういう動詞を「能動受動態」とか呼んだりする😅

名称は意味わからんと思うけど、概念さえ押さえればあとはカンタンだから安心してね。つまり能動態で使っても受動態の意味があるってことよ。

能動受動態をとる動詞は、sellの他にはcut, drive, wash, readなどがある。

分詞には現在分詞と過去分詞があるけど、中学英文法を学べばガッツリ理解できるので、機会があれば真剣に勉強してみるといいと思うね👍

画像3

🌏 パターン⑤:過去分詞(~ed)だけで「受動態」を表す

"Kin Of Terrorist Victim Awarded $300M"
(テロ犠牲者の遺族に3億ドルの賠償)

最後は "Kin of the terrorist victim were awarded $300M" のbe動詞と冠詞が省略されたパターンで、過去分詞を名詞に繋げることで「過去」のニュアンスを出すテクニックだ。

kinっていうのは親族のことね。この場合はテロリストに殺された残りの親族だから「遺族」という意味合いになる。

こんな感じで、現在分詞(ing)は未完了、過去分詞(ed)は完了した様子を表すから、時間軸としては過去分詞を使うと「過去」になる。

まあ、ここらへんはゴチャゴチャしているけど、現在分詞と過去分詞の違いが分かっている人だったら、こういう知識もすんなり入ってくるはずだぜ。

画像3

🌏 まとめ

🗼パターン①:過去形または現在完了形で表すところを現在形で述べる
🗼パターン②:推測可能なbe動詞・動詞・冠詞を省略してしまう
🗼パターン③:不定詞(to do)で未来や予定を表す
🗼パターン④:現在分詞(~ing)で未来や予定を表す
🗼パターン⑤:過去分詞(~ed)だけで「受動態」を表す

以上、海外ニュースサイトの見出しで使われがちな省略テクニック5つ。

これから、きみが英字新聞とか海外ニュースをチェックする時に「なんだかよくわかんねーな」って思ったら、このいずれかにパターンが当てはまっていないかチェックしてみると良いよ。

あとは他にも「インパクトの強いニュースは大文字だけで表す」とか、ニュースによっていろんな効果の出し方があるけど、そのあたりは多読によって読解力とパターン認識力を培ってみて欲しい。

ぼくは日本を世界最強国家にすべく「英会話の伝道師」としてwebで英語学習者を応援する活動をしてるので、初心者だけど英語を極めたいぜって人は、キーワード検索でぼくのサイトに辿り着いてみるのがオススメ❗❗🤗

画像9

最後まで読んでくれてありがとう。
それではまた👋

画像1

🥗 まさぽんのサイトマップ(全ての記事一覧表)
🥗 初心者向け英語学習マガジン(英語を極めたい人はフォロー推奨)
🥗 このnoteを読む意義とメリット(最初に読んでおいてね)

画像1

Twitterもやっているよ!フォローすると良いことがあるかも?🐣







この記事が参加している募集

#最近の学び

181,254件

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?