荻田、noteはじめます&お気に入りの曲

 こんにちは。はじめましての方ははじめまして。私は現役大学生の荻田 雅佐之 (おぎた まさゆき)と言います!お見知りおきください。

このnoteには「5000円で始めるFX 海外口座編」を主に書いていき、その他にも自分が思ったこと、買ったものの紹介、行った場所や、意識の保ち方など色々なことを書いていこうとおもいます!

いろいろなものを紹介したいと思うので、「こんなものもあるんだ」「これは自分でもやってみたい」など思って貰えればありがたいかな、と思います。

初回の今回は最近お気に入りのクラシックの曲をご紹介いたします。

ドイツの作曲家ヒンデミットによる『画家マティス』です。この曲はオペラと交響曲があり、交響曲が先に制作され、オペラに組み込まれました。

オペラの場合上演時間は3時間を超えるので今回は演奏時間26分の交響曲についてお話してきます。

上の絵は16世紀に活躍したドイツの画家、マティアス・グリューネヴァルトの『イーゼンハイム祭壇画』です。(この画家マティスは19世紀のマティスではなくこっち)これをモチーフとしてこのオペラ及び交響曲は作曲されました。 この絵画は末期ゴシック(ルネサンスという説も)の絵とされており、キリスト教宗教画です。そのため曲全体に神聖な雰囲気が漂いながらもバッハのようにガチガチな宗教歌ではなく、なにか不思議な響きが楽しめます。

まず第1楽章、「天使の合奏」

おだやかで安らぎたっぷりの序奏の和音に続き、のどかな木管楽器のシンプルな旋律、そして和音。弦楽器のうねりをバックにトロンボーンのソフトだけれど堂々とした歌声。ここまでの夢の世界だけで心奪われるかもしれないですよ。基本の調に全く別の調によるメロディが重なる不思議を楽しんで下さい。続く弦楽器のメロディ。これがリディア旋法なんでしょうか。クラリネット、フルート、オーボエへのリレーも絶妙。鳥の声を連想させますね。快活なメロディが次から次へとリレーとなり音の渦の中に頭も体も浸りきりになっているよう。終盤近く回帰部分のフルートソロが素晴らしい。
グリューネヴァルトの絵では弦楽器を弾く天使の他楽器を奏でる天使が数人見えます。キリストが誕生した時の喜びの音楽の場面のようです。

続いて2楽章「埋葬」

不協和音による不安げな弦楽器の調べ。フルートの弱々しいメロディと弦楽器のダイナミックな音のコントラストがすごい。暗闇の洞窟を恐る恐る歩いているような錯覚に陥ります。目的地に近づいたことを告げるかのような金管楽器。悲痛なクラリネットとフルートの音色、重苦しい弦楽器は、墓の中に横たわるキリストをこの目で見るようなイメージかもしれません。

第三楽章「聖アントニウスの試練」

15分弱の比較的大きな曲。前奏からすでに予断をゆるさない雰囲気たっぷりです。弦楽器の奏でるメロディが深いこと。トランペット等金管楽器のファンファーレを思わせるバックでスリルとスペクタクルの音楽が始まります。金管楽器ファンにはたまらない魅力です、これは。難解で頭がはちきれそうなクラリネットのメロディもすごい。合奏がぐいぐいとエスカレートしていきます。やがて突然、悲鳴のようなヴァイオリンの弦の音!やるせなくもの哀しげなメロディの向こうでも引き続き小さく悲鳴は鳴り続く。アントニウスは怪物たちにやられてしまうのでしょうか?静かな音楽へと転じます。ここが特に聞きどころ。そして再びおどろおどろしい音楽へ。木管楽器の悲痛なさえずりと共に、荘厳な金管楽器のアンサンブルと打楽器。クライマックスに突如として現れるのは難解な弦楽器のメロディ先導の複雑なフーガ。これ本当にすごいです。物語の終わりを告げる高らかなファンファーレになり、終始不安感がただよってきた曲想も、最後は輝かしい長調の和音で終結します。

で構成されます。初め聴いた時は「あーベートベンっぽいなあ」と思っていたら、やはりロマン派でよく用いられた、「リディア旋法」が用いられていました。とても素晴らしい響き(もちろん絵も素晴らしいです) なのでぜひ聴いてみてください!

今回は以上になります。ここまで読んでいただきありがとうございます。このように自分が好きなものも紹介していくのでこれからもよろしくお願い致します。

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