Broken Hearts 20200201

2/1にBroken Heartsのレコ発に行ってきた。というか、僕もDJで呼ばれてたので出たわけだが。

これね。

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Broken HeartsのFacebook

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アルバムに関してはまた別に書こうかな。

Broken Heartsはこの日の会場でもある荻窪のCLUB DOCTORを拠点にしているといってもいいだろう。よくバンドの自主企画をここでやっている。なので、ここでレコ発というのも非常に納得感がある。

僕は荻窪というのは普段あまり行かないエリアであるのでなにか特別な用事がないとなかなか行かないのですが、今回は愛すべきThe Broken Heartsからお誘いを受けたので、2つ返事で参加することに決めたわけです。

面子的にも気ごころの知れた感じであり、ドラムが替わってからのRangsteenとThe Breathlessは実は観るの初めてだったので、自分としてはお得な企画だった。

The Broken Heartsは何年結成だったか?ってくらいの疎さがあるのだが、これがセカンド・アルバムだということはわかっている。リーダーの小林くんとは彼がPhantom Ratsをやっていたときからの付き合いであるが、小林くんのやる音楽っていうのはバンドによって多少の違いはあるものの、一貫してロックンロールである。ロックンロールって言ってもいろいろあるとは思うけど、パンク以降の解釈によるロックンロールである。

このようなスタイルはルーツとしてはバッドボーイズ・ロックといわれるものの系譜も汲んでいる。ニューヨーク・ドールズを源流としてパンクを通過したのちハノイ・ロックスなどに引き継がれていた音楽のことである。それらはかつてファッションと大きく結びついていたが、90年代になるとガレージ・パンクのひとつの形として、ファッションに気を遣わないファッション(という意味でほんとは気を遣っているのであるが、ぼくのようなファッションに疎いやつにはもってこいのムーブメントであった。ようするに敷居が低かった)を伴いさまざまなスモール・レーベルの隆盛とともに90年代に拡がった。

小林くんのやっていたPhantom RatsはDevil Dogsからの影響を感じさせるバンドだったといえるし、上記のスタイルの王道中の王道でありど真ん中だ。そこから20年?彼にはまるでブレがないっていうか、バンドの見た目の華のあるなし、ということには目もくれずに楽曲、ということで勝負するということを続けているように見える。本心はいずれ飲んだときにでも訊いてみたいが。

この日のライブほトータル的にそんな筋の通った感じがあり、いろいろ考えるきっかけにはなった。

僕なんかはレーベルやってるのもあって、つい「売り方」みたいなものをセットで考えてしまうわけで、The Broken Heartsのように創作意欲のまま作品を作り、自主で出す、売り方はそのあと考える、みたいなやりかたを不器用だな、と感じてしまうことが多々あるのだけど、こういう不器用な感じもいとおしいなと思った。

DJで呼んでくれてありがとうね。

他のバンドについてもいずれ書きます。(このくらいの文章量にしたほうが続くかなと思って笑)

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The Broken Hearts

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The Broken Hearts

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Rockbottom

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The Breathless

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Rangsteen

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Rangsteen

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