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正義の歴史とこれからとは?

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【学びたいこと】
人生を進める

【概要】
本書の目的:
道徳と政治をめぐる考察の旅
正義に関する自分自身の見解を批判的に検討してはどうだろう?という命題55

◆正義の意味17
正しいことをする13
正義に反するという感覚
正義が問われる状況=結果がはっきりしない状況48

強欲
猪突猛進31

□カント:正義や道徳を自由と結びつける171
人間は理性的な存在であると尊重することから始める。200

★★★自律的に行動する能力こそ、人間に特別な尊厳を与えているものだ。
自分が定めた法則に従って自律的に行動するとき、われわれはその行動のために、その行動自体を究極の目的として行動している。178
道徳的か否かを知りたければ動機を見よ。
そうすることが正しいからという理由で正しい行動を取ることだ。18

●格律=行動原理=普遍の法則
汝の意志の格律が、常に同時に普遍的法則となるように行為せよ193

▶︎人間とは目的を定めるもの178
自由とは:自律した思考と判断176
人間は「純粋理性実践」と呼ぶものを実践することで、道徳の最高原理に到達することができる
人間:合理的に推論できる理性的な存在173

人間は理性的な存在であり、尊厳と尊敬に値する
重要なのは動機167

同独の最高原理とは何か?を追求しあ170

★★★カントの哲学は難解だ。しかし怖気付く必要はない。挑む価値はある。報酬は桁外れに大きい。
カントは人間の尊重を重んじたが、これはこんにちの普遍的人権の概念にも通じる。
さらに重要なのは、自由についてのカントの解釈が、正義をめぐる現代の議論にも頻繁に登場することだ。171
□結論的な部分:
●正義について:正義には美徳を涵養することと共通善について論理的に考えることが含まれる。406
共通善に基づく政治408
強いコミュニティ意識411
●自由について:自由であるということは、自分を拘束する責務はすべて自分で決めるということだ。378
人間は物語る存在だ
★★★同意を超越した責務315
「私はどうすればよいかという問いに応えられるのは、それに先立つ「私はどの物語のなかに自分の役を見つけられるか」という問いに答えられる場所だけだ。」
〜アラスデア・マッキンタイア348
私が自分の人生の物語を理解できるのは、自分が登場する物語を受け入れるときだけである。


□アリストテレスと政治
政治:善く生きる術を学ぶためにある305
人間の本質の表現であり、人間の能力を発揮する機会であり、善き生に欠かせない要素なのである。315
▶︎
われわれは正しい行動をすることで正しくなり、節度ある行動をすることで節度を身につけ、勇敢な行動を取ることで勇敢になる。311

□ベンサムの功利主義
道徳の至高の原理は幸福、すなわち幸福に対する快楽の割合を最大化すること61
▶︎
人間の尊厳と個人の権利を十分に尊重していない
道徳的に重要なすべてのことを快楽と苦痛という単一の尺度に還元するのは誤りである

★★★満足した豚であるより不満足な人間であるほうがよく、満足した愚か者であるより不満足なソクラテスであるほうがよい。
〜ジョン・スチュアート・ミル94

□リバタリアン
どの人間も自由への基本的権利ー他人が同じことをする権利を主張する限り、自ら所有するものを使って、自らいかなることも行うことが許される権利99

現在のアメリカの基盤:
いかなる人も強制されるべきではないということ104

●自己所有権115:
自分の体、命、人格の持ち主が自分自身なら、それを使って何をしようとも(他人に危害を及ぼさない限り)、自由なはずだ。117
→ Xに対する所有権という概念の中核を那須野は・・・Xを用いて何をすべきかを決定する権利である。118
▶︎盲点:
限られた選択肢しかない人間にとっては、自由市場はそれほど自由ではない。134
▶︎
現在のアメリカの軍は、傭兵軍の特徴を多く備えてい
金をもらったプロの兵士が集まった軍隊であり、自分たちがかなり切り離されたしまった社会の代理として戦っている。141
:志願へのほとんどは低所得者層からである

ルソー社会契約論・市民権は逆142


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