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今こそ君主論

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【学びたいこと】
人をリードする極意を学ぶ

【概要】
マキャベリの時代と今の時代はよく似ている

近代政治学の古典であるマキャベリの「君主論」から今の時代に必要とされるリーダーの条件について学ぶ。3

★★★現在は平時ではなく、有事なのである。5

◆マキャベリ君主論
非連続な時代において、国を統治する君主はどうあるべきか
非連続な時代において、企業を統治するリーダーはどうあるべきか5

時代背景:
フィレンツェメディチ家の当時は群雄割拠する国の中で意思決定できない状態だった7

◆今必要は戦略
●DXより前にCX(コーポレート・トランスフォーメーション)
:事業・組織・人材が一体となり、適時適切に進化・更新される経営の形101
加速する環境変化に迅速かつ的確に対応し続けられるだけの可能性
新しいビジネスモデルを創出できるイノベーターへ変容するには、自ら新陳代謝できる柔軟な組織体制と迅速な意思決定を可能にする仕組みを再設計しビルドアップすること89

★★★未完成でもいいからどんどん市場に出し、顧客の反応をみて次の手を打てばいいというスピード重視でアジャイルな戦略33
日本人や日本社会は、もともと柔軟でアジャイルでイノベーディブなのである。37

◆リーダー・君主
最終意思決定者51

日本の君主論的リーダー:
リクルート創業者江副浩正 小泉純一郎73

★★★「そこに生ずる諸困難に対する最上かつ最も有効な対策の一つは、征服者自らがその地へ赴き、居をかまえることであり、この方策は領有をより確実で永続的たらしめるであろう」
〜君主論マキャベリ105
君主こそ、戦場に出るべし。103
要するに、君主自ら戦地に赴き、肌感覚として戦い方を理解しろということだ。109

◆経営
自分以外の他者を通じて物事を成し遂げること

◆非連続な時代のリーダーの条件
・仕事を定義する
仕事とは価値を出すことである171
・謙虚、勉強、威厳121
・歴史から勝ちパターンと負けパターンを学ぶ
→自らの経験から脱却する

心の訓練についてみるに、君主は歴史を読み、その中で偉人たちの行動を考察しなかればならず、戦争において彼らがどのように行動したかを知り、勝因と敗因とを検討して後者を回避したり前者を模倣したりできなければならない
君主論123

・現場主義としての実力を高め続ける
実力:
あくまで現場の第一線で戦えるだけの力を磨き続ける115

・負け戦、敗戦処理=修羅場経験

・人間心理への深い洞察

・能力を冷徹にみる
相手の地位や年齢、属性などにかかわらず、人お才能を愛し、一芸に秀でたものを尊敬する姿勢215

・人間関係、マネジメント
中途半端に情けをかけるな

★★★自分という”カード”を何枚持てるか?208
遊園地ではなく戦場だ。170
畏れられろ!嫌われろ!153
「人間は寵愛されるか、抹殺されるか、そのどちらか出なければならないということである。なぜなら、人間は些細な危害に対しては復讐するが、大きなそれに対しては復讐できないからである。それゆえ、人に危害を加える場合には、復讐を恐れなくて済むようにな仕方でしなければならない。」
〜マキャベリ君主論131

★★★未来にマイナスになるアドバイスなど聞く必要はない。138
いい人ほど破壊を恐れるが、リーダーは冷徹に状況を判断し、既存の体制を破壊すべきである。そうしなければ国家もろとも破滅することになる。137

・報酬と懲罰
加害行為は人々があまりそれを味わわず、したがってあまり傷つけられないように一気に行わなければならず、これに対して恩恵は人々はそれをよりよく味わうように少しずつ与えられるべきだからである。
〜君主論 マキャベリ147

・言葉の裏を観察する
人間は普段、相対している人物の正面しか見えていない。しかしその人の後ろに回ってみると、実は意外なものを背負っているかもしれない。最初は自分と対立する意見に思えても、相手の言葉を表裏から多面的に眺めることで、お互いの間にある共通の利益や協調できる部分が見えてくる。71

・相手のモチベーションの厳選を知る
相手の「このためなら働く」という動機付けやインセンティブ72

・見え方に配慮せよ
●Ausentic本物であれ216
権力を維持するためには信義に背き、慈悲心に反し、人間性に逆らい、宗教に違反した行為をしばしばせざるを得ない、ということを知っておかなければならない。
自らは慈悲、信義、誠実、人間性、敬虔の権化であるように見聞きされるよう充分な心配りをしなければならない。204

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